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令和元年第3回定例会(第3号) 本文 開催日: 2019-09-06
令和元年第3回定例会(第3号) 名簿 開催日: 2019-09-06

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  1. 泉南市議会 2019-09-06
    令和元年第3回定例会(第3号) 本文 開催日: 2019-09-06


    取得元: 泉南市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1        午前10時 開議 ◯議長(竹田光良君) おはようございます。ただいまから令和元年第3回泉南市議会定例会継続会を開議いたします。  直ちに本日の会議を開きます。出席議員が定足数に達しておりますので、会議は適法に成立いたしました。  これより日程に入ります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において16番 南 良徳議員、1番 山本優真議員を指名いたします。  次に、日程第2、前回の議事を継続し、一般質問を議題とし、順次質問を許可いたします。  まず初めに、12番 大森和夫議員の質問を許可いたします。大森議員。  なお、大森議員より、パソコンを使用して一般質問を行いたいとの申し出があり、これを許可しておりますので、御報告を申し上げます。 2 ◯12番(大森和夫君) まず最初に、学校施設の改善についてお聞きします。  学校の施設の改修は、老朽化などの問題、課題がたくさんあります。近隣と比べてもおくれているという状況もたくさんありますが、国の補助金を活用しながら施設の改善を行い、安心・安全の学校づくりに取り組んでいるということは、評価できるというふうに思っています。  教育委員会は、財政が大変な中、施設改善についてどのような方針を持って臨まれておるのか、まず最初にその点についてお答えください。 3 ◯議長(竹田光良君) ただいまの大森議員の質問に対し、理事者の答弁を求めます。稲垣教育部参与。 4 ◯教育部参与稲垣豊司君) 学校施設の改善でございますけれども、学校施設の改修ですね。とりわけ校舎の老朽化対策トイレ改修など、大規模な工事につきましては、これまでと同様に国の交付金を活用して順次実施していきたいと考えております。  一方で、小規模な修繕とか補修につきましては、学校が安全・安心な場となるように、必要な措置は講じてまいりたいと考えております。  以上です。 5 ◯議長(竹田光良君) 大森議員。 6 ◯12番(大森和夫君) 今の答弁は一般的な大規模改修とか小規模ならしますというようなことなので、そういうことを聞きたいんじゃないんですよ。  教育委員会は、財政が大変な中、どのような方針でやっていっているのか。じゃ、ちょっとお聞きしますけれども、第6次行財政改革実施計画の中で、特に配慮する項目という欄がありますよね。その2つについては、中身はどういう中身になっていますか。その点について、今わかりますかね、配慮すべき点、わかりませんか、わかりますか。お答えください。 7 ◯議長(竹田光良君) 山上総務部長兼行革・財産活用室長。 8 ◯総務部長兼行革・財産活用室長山上公也君) 第6次行財政改革実施計画の中で、子育て施策及び学校施設の整備については、重点的に行ってまいりたいという形で計画を立てているところでございます。
     以上でございます。 9 ◯議長(竹田光良君) 大森議員。 10 ◯12番(大森和夫君) 今、第6次行革の中にもあったように、財政がいろいろ大変な状況の中でも、第6次行革の中でいろんな歳出の削減なんか行っていく過程の中でも、教育、老朽化対策子どもたちが勉強できる環境の整備と子育て支援、子どもを生み育てる、親が安心して暮らせる地域づくり、これについては特段の配慮をしながらやっていきなさいということになっていますよね。  それプラス、泉南市の場合は、子ども権利条約というのがあるから、そういう意味で言うたら、そういう立場でやっぱり学校施設の改修とか教育施設の環境を整えるということが大事だというふうに思うんですよ。そういう意識を持って取り組んでおられるんですかね、教育委員会は。その点ちょっとお答えください。 11 ◯議長(竹田光良君) 岡田教育部長。 12 ◯教育部長岡田直樹君) この財政状況が大変厳しい中にあって、やはり教育委員会の教育に向けても特段の配慮をいただいているという中でございます。そういうところでございます。  したがって、これまでも泉南中学校改築があったり、また学校のトイレ改修、そういったところの環境改善老朽化対策も順次させていただいているものかと認識してございます。  こういった厳しい状況の中にあっても、やはり一定学校等に教育のほうに重点を置いていただいているというところで、ありがたく感じているところでございますけれども、今後もやはり子どもたちの学びに向けて最善の利益、よりよい環境づくりを進めていきたいと思っております。  以上です。 13 ◯議長(竹田光良君) 大森議員。 14 ◯12番(大森和夫君) 言わんとしていることはわかりますけれども、配慮していただいていますとか、ありがたくいただいていますとか、そういうものと違うでしょう。  財政状況が大変な中やから、前、向井市長なんか言うていましたよね。前市長がね。教育委員会はもっと金を取るようにやらなあかんみたいなこともおっしゃっていましたよね。  配慮いただくとか、教育委員会の配慮の問題と違いますからね、これは。子どもの環境、学校施設を整えるというのは、子どもたち、教育長は言うてはったけれども、子どもたちのそういう教育環境を整えるということは、泉南市の未来や国の将来にかかわる問題でしょう。  だから、特別の意味があって、市の中でも教育をそういうふうに考えているというふうにおっしゃっていたから、ちょっとありがたくいただくとか、何かそのへりくだったような言い方とかいうのは、ちょっとおかしいというふうに思いますね。  教育というのは泉南市全体の問題で、子どもたちもかかわる問題なんやから、子どもたちの立場に立ってどういう予算が必要なのかということで、配慮していただいたものやとか、ありがたくいただくものという、部長がおっしゃる意味はよくわかる、気持ちは伝わってきますけれども、ちょっと言い方としてはどうかなというふうに思います。  稲垣参与岡田部長も言うたように、そういう中でも子どもや保護者、教職員の長年の要望であった小学校のエアコンの設置が実現すると。今回残っていた汚いトイレの2校も2億円かけて改修の予算もついたと。  それから、命にかかわるようなブロック塀の撤去、これらも撤去の計画がされ、順次工事が始まるというふうにお聞きしています。  これらの改善について、学校のほうからどんな声が上がっているのか。例えば、もう必要がないとか、もっと早く整備してほしかったとか、子どもたちは喜んでいますとか、生活指導や学習面で効果が期待できるとか、そういうふうないろんな声が上がっているかと思うんですけれども、そういうのがあれば、ちょっと紹介していただけますか、お願いいたします。 15 ◯議長(竹田光良君) 稲垣教育部参与。 16 ◯教育部参与稲垣豊司君) 学校からの声ということでございますけれども、まずエアコンについては、夏休み中に10校への設置が完了しまして、2学期からは稼働しているという状況でございます。  学校からの声といたしましては、一部の学校、まだ全ての学校からの声は届いておりませんけれども、一部の学校からは、子どもたちが喜んでいて、授業に集中しているのではないかというふうな声をいただいているところでございます。  また、トイレ改修についてでございますけれども、これもこれからきれいになってうれしいという声も聞いておりますけれども、一方では、もう少し早く整備してほしかったという声もいただいているところでございます。  なお、ブロック塀につきましては、現在今年度の上半期の施工予定となっておりますので、これからの発注となります。  以上です。 17 ◯議長(竹田光良君) 下半期やろう。 18 ◯教育部参与稲垣豊司君) 失礼しました。ブロック塀につきましては、下半期の施工になりますので、これからの発注となります。  以上です。 19 ◯議長(竹田光良君) 大森議員。 20 ◯12番(大森和夫君) 僕も議会前に一丘中学を回ってきたら、本当に、子どもたちも大変落ちついてきていると。トイレの改修で本当にきれいになったと。新家小学校も行ってきましたけれども、トイレの改修にごっつい期待を持っておられるし、どっちの学校もいろんな老朽化の課題というか、問題はいろいろ出されましたけれども、大変喜ばれていると。  遅いということはもちろんあるかもしれませんけれども、国の補助金を活用しながら、そういう努力というのは引き続きやっていただきたいというふうに思います。  その中で、次に泉南中学の建てかえ、これも老朽化から建てかえが進んだんですけれども、質問としては、子ども、保護者、教職員、地元からどんな声が上がっているのか。  それから、説明会なんかに参加しましたけれども、保護者や地域からの支援、地域の方が非常に応援しているような説明会なんか話がありましたので、そういうふうな状況はどないになっているのか。  それから、教科センター方式、前日からの議論もありましたけれども、小学校6年生の子どもたちに、去年6年生で、ことし中1になる子どもらに対しても、教科センター方式はどんなものかというふうなことでのいろんな対応なんかもしてきたということですけれども、最新の設備が有効に活用できているのかどうか、その点についても、戸惑いがあるんじゃないかというふうに思いますので、その辺の対策はどうなっているのか。  あと、厚生文教常任委員会でも報告がありましたけれども、そうは言うても、施設がよくなったからというて、ころっと生徒が落ちつきが出てくるとか、勉強がよくできるというふうにはならない中、そして今も言うたような新しい方式の戸惑いとか、この方式が持っている問題点みたいなものもあると思うんですよね。  子どもたちの移動が大変だと、移動に時間がかかるとかいうのはあると思うんですけれども、その中で、泉中の中でもいろんな問題を抱えているというふうにありましたけれども、それの対応についてお答えください。  それから、先生方が多忙になっているという報告がありました。僕も、先生の家族の方から、非常に泉中に勤めている先生の帰りが遅いと、体が心配やというふうな話があったんですけれども、ちゃんとICカードとかタイムカードを使ったチェックができているのか、ちゃんと管理職の責任として教育委員会も含めて、そういう教師の過労とか多忙の問題、対策がとれているのか、その点についてお答えください。 21 ◯議長(竹田光良君) 岡田教育部長。 22 ◯教育部長岡田直樹君) 失礼します。泉南中学校の建てかえに伴いまして、多くの御質問でございます。順次御答弁いたします。  まず、泉南中学校に関する市民等のお声ということですけれども、まずは3月末に竣工記念式典、お披露目の会をさせていただいたところで、非常に大変多くの市民のお客様がごらんいただきまして、大変新しくていいよねというお声をたくさんいただいたところでございます。  もちろん、先生方あるいはお子様たちも新しい環境で学んでいただいているというところで、きれいでいいと、新しくていいというお声はいただいております。  特に、設備等のお話でございますけれども、泉南中学校では、今回施設設備として建築に伴って備品整備という形で各教科の教室にプロジェクターを設置するなどして、各教科の特性に応じた機能を持たせており、授業においても有効に活用していただいているというふうに認識しているところでございます。  ただ、やはり今新校舎になる以前からの課題として、生徒指導、学力の関係など、さまざまな課題は存在しているということは認識してございます。  それから、やはり先生方の体制としましても、お子様はもちろん移動していただくというのが教科センター方式、新しいんですけれども、先生方もやはり初めてということもありまして、今、教科センター方式校舎構造に適した動き、取り組みをさまざま試行していただいているところであります。  やはり、これまで先生方は授業ごとに教職員が移動する特別教室型で業務をしてこられたということで、教科センター方式としてお子様が常に移動する環境で、学習指導生徒指導をしていく、そういったところの新たな取り組みに対する体制をとるためには、やはり従来とは違う観点、あるいはその仕組みをつくる必要があって、一定期間の試行錯誤といいますか、そのあたりで大変御苦労をいただいているというふうに聞いております。そういったところが、やはり先生方の多忙感につながっているのではないかというふうに考えております。  やはり、そういった現場の何ていいますか、新しい制度、新しい体制、教科センター方式を取り入れた上で、やはりさらに何か一手を打たんとあかんというような課題が見えてきているところでございます。  教育委員会としましては、やはり現在おられるお子様一人一人が、安全で安心できる環境づくりが大事やと考えておりますし、教職員の先生方も生徒の学びと生活を守るため、しっかり体制づくりができるよう、地域の皆様には御協力いただきながら、我々教育委員会としても、生徒、教師、皆様にとって、よりよい学習環境、学校の環境を提供できるように支援はしていきたいと考えております。  以上です。 23 ◯議長(竹田光良君) 大森議員。 24 ◯12番(大森和夫君) 新しい施設ができたという感想もあるということで、新しい施設ができたから、それで完成ということではありませんので、これから本当に課題が大変だというふうに思います。  実際、新しい制度になっていろんな困難も抱えて、先生方は抱えておられると、多忙になっていると。それからやっぱり、視察なんかもたくさん来られるやろうし、そういう意味で、上手にうまくやらなあかんというプレッシャーが学校全体、先生方にすごく重くかかっていると思うんですよ。  そういう先生方の不安な気持ちとかいうのが、やっぱり子どもたちにも伝わってくるというふうに思うんですよね。そういうのが今の泉南中学子どもたちのいろんな困難を抱える先生の多忙とか不安とかいうのが、これをまず解消することも一番大事なことだというふうに思うんですよ。  そういう点で、ちょっとお答えがなかったんですけれども、まず、多忙の問題でICカードタイムカード、そういうので勤怠というんですか、のチェックがちゃんとできているのか。  それから、そういう先生方の何ていうかな、本当に、先生方は子どもたちに寄り添うような教育をしていただきたいし、教育委員会はやっぱり教師や学校側に寄り添うような応援をして、プレッシャーや不安を取り除くような、こういうことをやっていく必要があるというふうに思うんですけれども、その点どんなふうに考えておられますか、もうちょっと詳しくお答えください。 25 ◯議長(竹田光良君) 岡田教育部長。 26 ◯教育部長岡田直樹君) 教員の先生方の勤怠管理につきましては、今年度5月から本格稼働させていただいておりまして、今のところを5月、6月といった部分の全校の状況というのは、一定集約ができつつあるというふうに認識しております。  そういった中で、やはり先生方、まだ残業が多いといいますか、多忙な状況というのが数値としてわかるようになりつつあるというところでございます。  そこにつきましては、やはり今後しっかり、学校における働き方改革の視点を大切にしながら、取り組みをしていきたいというふうに考えております。  そうした中の取り組みとして、例えばですけれども、ことしの夏には、3日間お盆の間に閉庁の期間を設けさせていただくなど、そうした取り組みも含め、また学校現場におけるもっと実効性のある取り組みというのも、しっかり考えていきたいと考えております。  それから、さまざまな多忙感、あるいは新しい仕組みに伴って、不安なお気持ちになるといったところも確かにあろうかと思われます。この春以降、泉南中学校のほうにおかれましても、外部の先生をお招きして、いろんな新しい教科センター方式についての考え方だとか、そういったところを視察していただいて、また御教示いただいたり、あるいは例えばですけれども、我々も関係機関にお願いして、アドバイザーの方を派遣要請するとか、そういったところの取り組みで、側方支援といいますか、そういったことをしていこうというふうに考えております。  以上です。 27 ◯議長(竹田光良君) 大森議員。 28 ◯12番(大森和夫君) 市長と教育長にお願いしたいんですけれども、やっぱり先生方の多忙化の問題とか、子どもたちが今大変な状況に置かれている中で、やっぱり支援の方法として一番やっぱり大事なのは少人数学級ですよね。  やっぱり先生方をふやしていくというようなことに取り組んでいただきたいと。泉佐野市では35人学級が小学校までしていますし、それから泉南中学の状況とかのお話を聞いていれば、せめて中1だけでも、泉南市全体の中学校では35人学級にするとか、やっぱりそういう先生の増員とか、それから少人数学級の実現に向けて、やっぱり泉南市は泉南市で独自の財政は要りますけれども、そういうことも視野に含めて検討していただきたいと思います。  教育長はまた、国にもそういう要望をぜひ先生方をふやしてほしいというようなことを伝えてほしいというふうに思います。これはちょっともう答弁はいいので、ぜひまたよろしくお願いいたします。  次に、学校プールについてお聞きします。  泉南市がことし7校のプールを廃止しました。来年度には3校もして、学校プール10校全部潰すという計画なんですけれども、全国的には学校プールというのは確かに減っていっているんですよね。  それはどういう理由かというと、例えば老朽化してもう使用できなくなったプールを、建てかえはちょっと財政が大変やから、この際潰してしまう、なくしてしまおうかというようなこと。  それから、学校統廃合によって学校とともにプールも廃止すると。A小学校の中にあったプール、A小学校はもう統廃合の対象になったので、校舎もなくなるし、もちろんそれに伴ってプールもなくなるというパターンですよね。  それから3つ目としてあるのは、例えばですけれども、2校のプールを1つにまとめると。1つにまとめて、そのうちの1つは、残ったほうの1つは、例えば屋根をつけたり熱中症対策などの整備を行って、2つのうち1つは残していくと。廃止した維持費なんかが浮いた分は、1つのやつにいろんな施設をつけていくという形です。  だから、学校プールは全国的には減っているんですけれども、廃止という形じゃないんですよね。集約とか再編です。だから、いろんなこういう学校プールのことで、廃止の欄で調べていますけれども、紹介している文章なんかを見ますと、書いてあるのは集約とか再編なんですよ。  泉南市みたいに全部の小学校の学校プールをなくすというような例はまずないというふうに思うんですけれども、これは一遍、全国でそんな例はありますかというふうに聞いたので、調べてみますということやったので、もしかあれば例を示してほしいと思います。  なおかつ、市民プールがない、市営プールがない、こんな市で学校プールを全部廃止と、再編でも集約でもないですよ。こんな市が全国でもあるのかどうか、それについてお答えいただきたいと。  全国の例で言うと、例えば横浜市なんかは、やっぱり泉南市と同じように、学校プールを廃止して温水プールのほうに移動する中で、バスを使って移動する中で、移動の問題とか、介添え人の確保の問題があって、このプールの廃止は中止したというような報道も見ています。  それから、富田林市では、2013年に市営プールを、廃止した市営プールを復活したという例もあります。何でこの全部廃止なのか、集約とか再編とか考えなかったのか、まずその点についてお答えください。 29 ◯議長(竹田光良君) 岡田教育部長。 30 ◯教育部長岡田直樹君) 学校プールの縮小等についての例ということですけれども、今資料を持っておりませんけれども、国における調査等で学校プールを順次廃止、あるいは廃止していくというのが、この10年間でもう全体の25%がどんどんやめていっているというような数値を持ってございます。  やはり、プールをなぜやめるんだというところでございますけれども、やはり学校プールの利用停止につきましては、6月議会でも御答弁させていただいておりますように、やはり近年の夏の猛暑、これが著しく、とりわけ平成30年度は気象庁が猛烈な暑さを、災害とも言える状況だというふうに発表するなど、我々が日常生活を過ごす上でも大変厳しい環境となっていること等でございます。  やはり、本市では子どもの安全性確保という観点で、昨年プールの一般開放につきまして、環境省が発表する暑さ指数を基準として、一般開放の是非を考えたところ、もう開催予定期間の半分を閉鎖せざるを得ないという状況がございました。  本市の学校プールにおきましては、いずれも老朽化が進んでいるのは、御承知のとおりだと思います。その施設の安全性を確保するために、やはり施設修繕の維持管理コストが高どまりしており、今後の施設のあり方についても検討が必要な状況となっておりました。  そのような状況を総合的に勘案し、学校プール授業を屋外から屋内へ移行することに伴って、学校プールの利用停止の判断に至ったところでございます。  以上です。 31 ◯議長(竹田光良君) 大森議員。 32 ◯12番(大森和夫君) 行革プランの中でも、学校プールを全廃するという計画はありませんよね。民間のプールを利用するとかいうふうな計画はありました。それから一番古い鳴滝小学校のプールから対策をとっていかなあかんという文章はありましたけれども、全廃というのはありませんわね。  全国の例も部長も言いましたように、再編とか集約なんですよ。こんな全廃なんていうようなことはないですよ。ないと思いますよ。あるなら言うてもらったらいいと思いますよ。まして市民プールがない、市営プールがない泉南市で、何でこんなことをやるのかと。  今の行革プランの中とかで、子どもの権利条約の話もしましたけれども、学校の教育、子どもたちのことを一番に考えれば、こういうやり方は出てこなかったと思います。まして急にね。もっと議論があってするならいいですよ。  岡田部長は、熱中症対策と言いますけれども、学校プールに関していえば、熱中症はほとんど関係ないでしょう。6月末からプールをやりますので、今回も暑さ指数の関係で3校プール授業をしましたけれども、3校残したプールでしましたけれども、熱中症で熱中対策、気温が高くてプールを中止した日というのはないでしょう。  熱中症対策というのは、一般開放の問題なんですよ。学校プールは熱中症対策は、いろんな資料を、文科省の調査の資料も出しましたけれども、簡易な対策で十分とれる。岡田部長もおっしゃったように、プールサイドの水まきとか、休憩をきっちりとる、水分をとるという形で十分対策がとれるんですよ。  だから、熱中症対策を理由にして、学校プールですね、一般プールじゃないですよ、学校プールの廃止をやるというのは、もう完全な間違いですよ。  だから、厚生文教常任委員会で、「ほかの泉南市以外のところ、学校プールはどないになっているんや」と、「どこも廃止してないやないか」と。「熱中症っていうのは泉南市だけで起こるんか」と、こういう意見が出たり、ヤジが飛んだりするわけでしょう。  だから、熱中症対策というのを理由にするというのは、ちょっとそういう間違った議論の立て方というのは、ちょっと訂正してほしいと思います。  本当に、何で全部廃止なのか。僕らは全部の学校を残してほしいですよ。でも、例えば中学校区に1校を残すとか。昨日質問がありましたけれども、海側、山側、1つぐらい残してくれたらどうやとか、小プールのあるところ、そういうところは残すとか、比較的新しいところは残すとか、サンエスから遠いような新家や新家東や一丘中学のところは残していくとか、そういうふうなことの議論というか、そういうこともなかったんですか。  本来なら、こんな本当に昨年ことしの3月に急に決めてやるようなことじゃないでしょう。集約・再編プラン、再編ができないのか。  それから、10校も一緒に潰したら、きのうも議論がありましたけれども、プールの除却費、どないするんですか。もう幼稚園も一気に潰してしましたけれども、跡地の管理もできなくて、できないでしょう。そういうことを考えずにやったような、これは無謀な全廃計画ではないですか。無謀というか、ちゃんと考えたものじゃないというふうに思いますけれども、その点どうですか。  もう一遍集約・再編という形でも議論をし直すということは考えていませんか、お答えください。 33 ◯議長(竹田光良君) 岡田教育部長。 34 ◯教育部長岡田直樹君) 私どもが、学校プールを利用停止の判断に至っておりますのは、先ほど申し上げたような理由でございます。  特に再度申し上げますと、やはり現状でももう老朽化が進んでいる中、毎年使っていくためだけでも相当な修繕費がかかる。その維持管理コストの高どまりもございまして、その猛烈な暑さ、冒頭申し上げたあたりも含めて、総合的に勘案して利用停止と判断したところでございます。  除却については、やはりまだ今後計画を立ててやっていかなあかんところでございますけれども、一部借地させていただいているところにつきましては、今現在の私たちの考え方等も順次お伝えをさせていただいているところでございます。  今現在学校プールの利用停止の判断については、変わることはございません。  以上です。
    35 ◯議長(竹田光良君) 大森議員。 36 ◯12番(大森和夫君) 3月議会の答弁を読んでみると、6月議会だったかな、3月議会ですね、読んでみると、市長のほうは取りあえず半年テストでやってみると、半年じゃない、半分の生徒を温水プールに行ってやってもらうと。テストとしてやってもらうと。その結果を見て、全部やりたいみたいなことをおっしゃっていましたけれども、でもやっぱりテストという言葉は出ているんですよ。  しかし、それはやっぱり状況を見ながら考えていかないと、それと昨年度でいうたら、一般開放と学校プールで2,600万円でしょう。これをこの予算をどこに使うんですかとお聞きしたら、学校のエアコンの電気代に回すと、そういう答弁もありましたよね。  ですから、これがこういう答弁を聞くと、最初に言うたような本当に子どもの教育環境のことを考えて取り組んだ施策なのか、そういう問題なんですよ。  だから、ちょっと何も考えない、そんなもの何言われたって全部廃止しますというようなことじゃなくて、そういういろんな声を聞きながら、やっぱり検討してもらいたい。  議員の中にも、ことしのサンエスの利用状況を見ながら考えたいと6月議会でプール廃止の請願が出たときに、そういう議員もいらっしゃいましたよね。  ですから、やっぱり1つはサンエスへ行った実態も見ながら考えていくべきだというふうに思うんですよ。何ぼ聞いたって答えは一緒だと思うので、これは聞きませんけれども、ちょっと余りにも硬直した答弁に対しては、別に岡田部長を責めているわけじゃないけれども、全体に対してもうちょっと、何ていうかな、幅を持ったというかね、質問に対して答えるような形でせえへんと、何言うてもそれはできません、しませんとか、同じことの答弁の繰り返しというのは、ちょっと検討、僕も今本当に感じましたわ。きのう、そういう議事進行がありましたけれども。  それでちょっと画面をかえてもらえますかね。  これは、学校プールのことをちょっと、ブログ、各学校でブログを出していますので、それを見てやったんですけれども、ことしの3校のプール開放をした、学校プールが残っていたところの3校と、それから昔のやつもちょっとブログをずっと見てみました。  サンエスプールは、2レーンの使用ですよね。ですけれども、学校プールでいえば、プール全面に使えるわけです。だから、縦に25メートル泳ぐだけじゃなくて、横の狭い道路、左側の写真はちょっと見にくいですけれども、短いほうのレーン、短いほうの横を使って、縦が25メートルだとすると、横の短いほうを使って子どもたちが全員で泳いでいっていると。だから、全面的にプールが使えると。サンエスは2レーンしか使えないということですよね。  それと、学校プールでは友達と遊びながら宝探しや輪っか取りなど、クラス対抗とか学年対抗でするそうですよ。こういう楽しみながら泳力をつけることができると。  信達小学校は、僕はこれ感心したんですけれども、伝統のショウガ入りのあめをPTAの協力で児童に振る舞うと。これは本当にPTAの活動としては、すばらしい活動だと思うし、これはもうずっと長年続いてきているそうですよ。  それから、まだ6月というのは熱中症の問題と違いますよ。寒い時期ですからね、こういうことが必要であって、取り組まれておられていると。  砂川小学校、子どもたちが元気な声でプールに響きわたると。ここは事故がありましたので、そういう中でも、やっぱりブログの中にもありましたけれども、子どもたちの力を引き出すような指導をしていきたいと。なおかつ、安全第一でやりたいと。  サンエスは、一般利用者と共用ですから、ホイッスルを吹くのもなかなか気を使うという話を聞いています。ホイッスルは使ってもええそうですけれども、でも、一般利用者がおるから、なかなか。なおさらですよね。子どもたちはワーワーガーガー騒ぎながら楽しく遊べるかというと、それはやっぱり学校プールとは、もう比にならない。学校プールでは本当に楽しいと思います。  もっとというか、これも感心したんですけれども、東小学校ですね。ここは着衣水泳を行っているわけですよ。だから今世界の流れでいえば、韓国のああいう修学旅行で事故がありましたね。それから、オランダなんかみたいに、国土の海抜が非常に低い国では、こういう着衣の水泳授業が大事なんですけれども、これは、こういうのはちゃんとやっているわけでしょう。  だから、こんなんは、サンエスの学校の授業もいいと思いますよ、インストラクターがついて。でも、やっぱり学校プールはもう全然その比でないよさがあるというふうに思います。  それで、サンエスに行けば大体プールの授業時間も減らされるわけでしょう。子どもたちが本当に楽しみにしているプールが減らされるようなことを、あえて何でしなければならないのか。  財政財政と言うけれども、除却費も含めて見れば、そんな財政が浮くものでもないし、子どもたちの将来を考えれば、残すべきだというふうに思うんですけれども、その点どんなふうに考えておられますか、お答えください。 37 ◯議長(竹田光良君) 岡田教育部長。 38 ◯教育部長岡田直樹君) 失礼します。プール、現状の温水プールの利用と現状の学校プールのよさがあるんじゃないかというところもございます。  たくさんございましたけれども、そうですね、プールに関しまして、いろんなプール開きですとか、そういったすばらしいことをやっていただいているじゃないかというふうなお話があったかと思うんですけれども、例えば宝探しとか、そういったところにつきましては、サンエス温水プールで学校の授業で取り入れてやっていくことは可能でございます。  実際には、学校プールでこれまで使っていた教材教具を持参していただいて、サンエス温水プールでそういったプールに親しむ、水に親しむといった取り組みを入れていくことは十分可能ですので、それは今の現在の学校だからできる、学校でないとできないというものではございません。  また、2レーンしか使えないんじゃないかという御指摘があろうかと思いますけれども、これまでも今までもお子様のアンケートとかをとっておりましても、あるいは先生のお声を見ておりましても、少人数指導でかなり小さなところでできるから、よりよくわかった。あるいはよりよい指導ができたというようなお話、そういったアンケートも出てきてございます。  実際に、今まで終わっております学校が、夏休み前が3校、今現在夏休み後に1校終わって、きょうからまた新たに始まっています。  これまでも夏休みまでの状況で見ておりますと、もうお子さんのアンケートでも、すごくよかったとかよかったが95%、インストラクターの先生が教えてくれたこと、よくわかりましたということの回答がやはりとってもわかりやすかった、まあまあわかりやすかったが、これも96%、今回の水泳学習でこれまでに比べて水泳が上手になったと思うかというアンケートに対しては、これも89%、今回の水泳学習について、あなたのお子様の気持ちを教えてくださいというアンケートに対しては、とても楽しかった、まあまあ楽しかったという回答が、これは96%、そういうような形で、大変子どもからもいい評価を得ているというのが現実でございます。  また、相当学校の水泳授業になれた先生が、実際にその現場、サンエスの現場、サンエス温水プールにおける学校授業の現場を見たところ、学校のプールで使っているよりも、相当数の管理・監視体制が充実していることもあって、教え方についても安心して見ていられるというような感想も出てございます。  そういったところで、しっかり温水プール、屋内型プールのほうでも学校授業として進めていけるというふうに考えてございます。 39 ◯議長(竹田光良君) 大森議員。 40 ◯12番(大森和夫君) 水泳授業というのは、楽しいんですよ。別にサンエスの僕は授業を否定するわけじゃありませんよ。特別楽しいものなんですよ。  特に教育委員会の人とか見てもらう場合には、もっと教育的な効果とか、例えばさっきのショウガのあめがありましたけれども、ああいう地域とのかかわりはどうなのか。水泳だって2レーンよりも15人やって2レーンの中で宝探しとかしたって、それは広いほうが楽しいでしょう。  それから、着衣の水泳の方法だって、やっぱり学校プールだからできるんですよ。それを財政難を理由にして、それから熱中症対策は、実質熱中症はないのに熱中症対策を理由にして、全部潰してしまうと。そんなやり方は本当にだめだと思いますよ。  もうちょっと深い目で、すばらしいというのは当然のアンケート調査やけれども、子どもたちの本当に能力を引き出すような点とか、そういう面で両者を比較して、ちゃんと検討してもらえへんかったら、すばらしいからそれはいいんですと言うて。  学校プールだって、アンケートをとってくださいよ。すばらしいという答えが返ってくるのと違いますか。そういうのじゃなくて、もうちょっと教育者らしい視点で、両者を比較して考えていただきたいというふうに思います。  引き続き学校プールは、今も言ったように廃止を撤回させた例もたくさんありますし、全国でも今岡田部長がおっしゃったように、25%削減する中で、復活の運動というのは全国で起こっていますので、引き続き来年度からのプールの開放を求めてやっていきたいと。再開を求めて取り組んで、運動していきたいというふうに思っています。  次に、子ども医療費助成制度を聞きますけれども、今泉南市、中学校までになっていますけれども、前回も高校までを視野にということで質問したときに、市長はそんなのはほとんど考えていないんやというようなお答えだったんですけれども、今大阪府内でも6市4町で高校までやられていると。八尾市が来年1月からまたやると、高校まで広げると。  町というのは、田尻町、岬町、この近隣でも行われていっているわけですよね。それと河南町は22歳まで、もう子ども医療費と言われないですよね。何かアンダー22とかいうふうに言うんですけれども、22歳まで子ども医療費助成制度を広げると。河南町は大阪学芸大学があるので、ここらの生徒向けにやろうということで、町長が提案したんですけれども、町長は学生向けに提案したんですけれども、議会のほうで、いや、そうじゃなくて全市民、全町民に広げようということで広げたということなんでしょうね。  この問題をすぐにどうのこうのということの質問の趣旨ではないですけれども、やっぱり子ども医療費助成制度も、早い時期に高校まで広げるとか、そのためには府や国の補助も欠かせませんし、そういうふうな対応を求めていくとか。  それから、河南町の何か例を読むと、やっぱり泉南市でもいろんな教育施設を誘致してほしいとかいう声がありますよね。例えば、だから大学なんかの誘致のようなことを考えると、こういう学生向けを対象にしたことからの、こういう22歳くらいまでの医療費助成制度というのは広がっていくと思うので、そういう長期的なまちづくりも含めて医療費助成制度拡充を検討してほしいというふうに思うんですけれども、その点どんなふうに考えておられますか、お答えください。 41 ◯議長(竹田光良君) 薮内健康福祉部長。 42 ◯健康福祉部長兼福祉事務所長(薮内良造君) 今現在、大阪府内の医療費助成制度ですけれども、議員おっしゃっている高校生までが今10自治体になっていまして、本市と同じ中学生までというのが33自治体という現状でございます。  この子ども医療費助成制度の拡充につきましては、本市の財政状況等を考え、今現在も平成29年度に実施しました義務教育課程修了、中学校3年生まで、この医療支援と考えております。  また、この子ども医療費助成制度につきましては、子ども・子育て支援の観点も重要でありますので、全国どこでも治療費を心配することなく安心して医療を受けられるよう、この社会全体で支えていく、そういう必要があると考えており、全国統一した制度として実施すべきであるというふうに考えてございます。  よって、大阪府、また国に対してさまざまな機会を捉えて要望活動を行ってまいりたいというふうに考えてございます。  以上です。 43 ◯議長(竹田光良君) 大森議員。 44 ◯12番(大森和夫君) 要望するときには、これは本当に泉南市でも高校卒業まで広げることが大事なんだと。やらなければならないんだと。場合によっては単費でしな、ほかの市は幾つかしていますよね。例もあるし、もう大阪市とか堺市とか大きな市だけじゃなくて、財政が大変やと言われる市でもやっていますわね。  だから、そういう問題として、何かもう議員から言われたから、そういうのでとるとか、そういう流れがあるのかというような程度じゃなくて、泉南市は市民病院もありませんので、ちょっとそういう立場できっちりした対応を要望活動、それから泉南市でもできないかという検討を、引き続きよろしくお願いいたします。  次に、防災対策についてお聞きします。  泉南市でも南海トラフのああいう、大地震なんかで津波対策がいろいろ対応されていますけれども、対策もとられていますけれども、この間、議員研修会で防災対策の学習会がありましたけれども、それを聞くと、南海トラフよりももっと早く大阪北部地震があったように、直下型の地震があるかもしれないということで、直下型の場合は、震度がそんなに大きく、マグニチュードが地震の規模がそんなに大きくなくても、真下で起こるものですから、震度は大きくなっていって、あの大阪北部地震とか阪神・淡路の大震災みたいな例があるので、この対策が緊急に必要だというふうなことのテーマで学習があったんですけれども、泉南市において、地下直下型地震の被害想定、どのようなものになっているのか、それについてお答えください。 45 ◯議長(竹田光良君) 野澤総合政策部長。 46 ◯総合政策部長(野澤幸徳君) 泉南市に大きな影響を与えるとされる地下直下型地震につきましては、大きく2つございます。  まず1つ目が、中央構造線断層帯地震でございます。これは近畿地方から四国地方にかけて、東西に伸びる中央構造線断層帯で発生する活断層型の地震でございます。  政府の機関である地震調査研究推進本部による平成29年1月算定の長期評価によりますと、和泉山脈南縁で発生した場合の地震の規模、いわゆるマグニチュード7.6から7.7程度。今後30年以内の地震発生確率は0.07%から14%とされております。  また、大阪府のほうで発行しております自然災害総合防災対策検討の報告書によりますと、泉南市での震度は5強から7で、泉南市における被害想定としましては、建物被害6,835棟、死者69人、負傷者が634人というふうにされております。  次に、上町断層帯地震でございますが、これは大阪平野を南北に伸びる上町断層帯で発生する活断層型の地震でございます。同じように、地震の規模はマグニチュード7.5程度で、今後30年以内の地震発生確率は2から3%とされております。  泉南市の震度は4から6弱で、泉南市における被害想定としましては、建物被害402棟、死者はなし、負傷者は71人とされております。 47 ◯議長(竹田光良君) 大森議員。 48 ◯12番(大森和夫君) これらの地震がお互い誘発しながら起こると、南海トラフの前に起こる可能性もあると。それから南海トラフもまたそれに誘発されて起こる可能性があるということで、これを見ると本当に甚大な被害が起こるということで、講師の河田先生でしたかね、のおっしゃるには、この対策というのは本当に国レベルで非常におくれているということだったので、国がなかなか対策とれない上に、泉南市の状況もそんなに進んでいるというふうには思えませんので、ここに焦点を当てた対策というのを強めていってほしいというふうに思います。  特に、耐震化の対策が大事、それから非構造部材の対策、こんなんも、それから避難所対策、もう何度も口酸っぱくして言っていますけれども、避難所になる体育館のエアコン設置、それから食料品、備品なんかも充実していってほしいと思います。  その中で、気になるんですけれども、市営住宅の耐震化ですね。これはまだ終わっていないところがあると。これは本当に大問題で、このことを思うと、地震があったときにどうするんだろうかと。一気に潰れるような耐震化に達していないというても、一気に潰れるものじゃないというふうにお聞きしていますけれども、この対策、早急にする必要があるというふうに思うんですけれども、必要があります。これについてどのような対策、対応を考えておられるのか、お答えください。 49 ◯議長(竹田光良君) 奥田都市整備部長。 50 ◯都市整備部長(奥田雅則君) 市営住宅の耐震化につきまして御答弁を申し上げます。  市営住宅につきましては、現在368戸を管理しておりまして、これらを有効に活用するために、市営住宅長寿命化計画に基づきまして、建てかえや維持管理等を行っているというところでございますけれども、耐震化につきましては、来年度前畑の1号棟の耐震工事を予定しておりまして、先日入居者向けの説明会を実施したところでございます。  今後さらに宮本1号棟の耐震設計や工事と順次進めまして、早期の耐震化を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。  以上です。 51 ◯議長(竹田光良君) 大森議員。 52 ◯12番(大森和夫君) 早期の耐震化と言えませんわね。やっと1棟というような状況なので、ここもちょっときっちり予算もとってもらってやると。  民間の耐震化なんかも進めていく、民間住宅の耐震化も進めていく必要はあると思いますので、その対応もよろしくお願いいたします。  市営住宅においては、停電で水が上まで上がらなくて府営住宅も一緒ですけれども、この対策をお聞きすると、自家発電は置けないということですけれども、簡易的な貯水の整備なんかは進めるというふうにおっしゃっていましたけれども、これもやっぱり自家発電を置けるように、引き続き市でも府でも、それから大型の住宅については、そういう設置に向けて取り組んでいっていただきたいというふうに思います。  あと、昨年の21号台風を踏まえての台風対策についてお聞きします。  まず第1に、情報伝達体制の充実強化はどのようになっているのか。  それから、防災無線の電話案内のサービスの運用状況はどうなっているのか。  それから、停電時の関電との連携、これも市長、一番に停電問題が21号台風の問題だったとおっしゃっていましたけれども、これもいろんな連携の話が進んでいるとお聞きしていますけれども、どこまでどんな形で進んでいるのか、関電との話し合いの状況をお答えください。 53 ◯議長(竹田光良君) 野澤総合政策部長。 54 ◯総合政策部長(野澤幸徳君) まず、情報伝達体制の充実強化につきまして御答弁させていただきます。  市民への防災情報の伝達手段としましては、防災用広報システム、広報車、大阪防災情報メール、緊急速報メール、市ウェブサイト、フェイスブック等を活用してきたところでございます。  その中でも、特にこれまでの災害対応におきましては、防災用広報システムの放送が聞こえない。また、放送音声が反響や共鳴で聞き取りづらいという声をいただいております。  その改善策としまして、防災用広報システムの放送につきましては、放送回数や音量の強弱、放送子局のグルーピング化により、音の反響や共鳴の低減を考慮した運用に努めております。  また、補完的には広報車により巡回放送についても効果的な運用に努めております。また、5月からは、ツイッターによる情報発信の本格運用を開始させていただきました。  さらに、6月からは防災用広報システムで行った放送内容を電話で確認することができる、いわゆる電話案内サービス、これの運用を開始したところでございます。  次に、今申し上げました電話案内サービスの運用の状況でございますが、6月から運用を始めておりまして、これまでに8件の防災無線放送に対しまして、延べ54件の電話サービスの御利用をいただいているところでございます。  最後に、いわゆる関電との連携ということでございます。  関西電力に対しましては、昨年台風21号の対応を踏まえ、大規模停電に備え、停電の早期復旧に向けた取り組みの強化、コールセンターの人員体制の増強、停電情報の共有システムの改善、自治体との情報連絡体制の充実、こういったものの申し入れをさせていただきました。  それに関西電力におきましては、昨年12月に台風21号への対応についての検証結果及び今後の対策につきまして、その内容を関西電力のホームページでも公表したということと承知しております。  具体例で申し上げますと、先月8月15日の台風10号の対応についての例を申し上げますと、事前に自治体専用関電のホットラインの開局の情報提供を受けるとともに、そのホットラインを通じまして、東信達地区で発生しました停電事案につきまして、被害状況や復旧見込みに関する情報の提供を受け、速やかに本市におきましては、地元区長と情報連携をするなど、昨年の台風での教訓を生かし、一定の連携の成果を実感することができたものというふうに考えております。  今後も引き続き、関西電力とは災害時における具体的な活動を意識した連携強化を図ってまいりたいというふうに考えております。 55 ◯議長(竹田光良君) 大森議員。 56 ◯12番(大森和夫君) 津波対策の基本は何かというと、できるだけ高いところに逃げるというのが、一番の対策であるというふうに市のホームページにも書いていますし、一般的にそのように言われていますけれども、そのためには、早く逃げてもらうためには、情報伝達、多分ひとり暮らしの方とか耳の遠い方とか、そういう方も含めて、できるだけ正確に情報が伝わるように、ふだんから、市の努力もありますし、地域の連携なんかも市が応援しながら整えていくということが大事だというふうに思います。  そういうことも含めて、情報伝達がうまいこといくように体制をとる。その後、逃げる体制とかいうのを、引き続き、そこまでやっぱりできて初めての避難対策だというふうに思いますので、その点もよろしくお願いいたします。  あと、時間がわずかですけれども、新家の駅前のというか、新家駅の住環境の充実についてお聞きします。  狭くて危険な新家駅の歩道の拡幅も、ことしから調査が入ると。調査して広げる方向で拡幅の方向で話が進んでいると。府とJRと話が進めていかれると。  それから、駅前の交通混雑の解消につながる砂川樫井線の延伸も、4年後を目指して進んでいくと。それから、海側西側の駐輪場の開設も、もう話が進められていると。コミバスの運行もされていて、そういう意味でいうと、交通混雑は非常に問題がありますけれども、徐々に前進、よくなっていっているという実感はあるんですけれども、駅がいろいろ問題があるというふうに思います。  もともと駅の利用者が減るということなんですけれども、サービスが低下しているんですよね。窓口がなくなる、無人化の時間が多いと、こんなことをされると、駅の利用者も減っていくと思うんですけれども、そういう駅前の、駅の整備なんかをJRと交渉してほしいというふうに思うんですけれども、その点どんなふうに考えておられますか、お答えください。 57 ◯議長(竹田光良君) 宮阪市民生活環境部長。残り30秒、お願いします。 58 ◯市民生活環境部長(宮阪 宏君) 地域交通を担う民間事業者であるJRの経営環境は厳しいものがあるとはいえ、各駅の利用実態等から鉄道事業者みずからが、駅員配置を初めとした顧客サービスについて判断するものと考えておりますけれども、利用者の観点から、体の不自由な方などへの対応が十分になされるのか、JRに一度確認してみたいというふうに考えております。  なお、公共交通に関しまして、協力して取り組むべき課題については、引き続き要望や協議を行ってまいりたいと考えております。  以上です。 59 ◯議長(竹田光良君) 以上で大森議員の質問を終結いたします。  次に、8番 古谷公俊議員の質問を許可いたします。古谷議員。
     なお、古谷議員より、タブレットのデータを使用して一般質問を行いたいとの申し出があり、これを許可しておりますので、御報告を申し上げます。 60 ◯8番(古谷公俊君) 改めまして、皆さん、おはようございます。自民党・創生会の古谷でございます。議長のお許しをいただきましたので、令和元年度第3回定例会に際しまして、一般質問の通告書の4項を質問させていただきます。  毎回毎回ですが、私の質問の冒頭では恒例になりましたが、質問の前に一言お話しさせていただきたいなと思います。  まず初めに、今回、佐賀県また九州北部豪雨でお亡くなりになられた方々、また被害に遭われた方々にお悔やみ申し上げ、改めてお見舞い申し上げます。  ちょうど去年の台風21号の我が市での被害、この泉州地域での被害、それをテレビや新聞を見ながら思い出しました。災害は忘れたころに、また想定外に起こりやすいので、常に他府県の状況を、特にこの週末も台風が来るというような予報もある中で、気にかけながら、また他府県との助け合いもして、我が市の減災防災に対しても、今後経費をかけてしっかり防災対策、力を入れていかないといけないと思いました。  先ほどの質問とか、きのう、おとといも防災についての皆さん、議員の要望が出ていたので、その辺を我々も経験者として、しっかり他府県の経験とかいろんなものを見ながら、泉南市のこの財政しんどいということなんですけれども、力を入れていってほしいなと思います。  ちょっと話、がらっと変わるんですけれども、先日夜なんですけれども、あるビデオを私の友人のほう、泉南で住んでいる友人、仲間がビデオを撮っていただいたのを見せていただいたんです。それは「ガイアの夜明け」です。  市長が登場されている中で、これは僕ちょっと気にはなったんですけれども、ホームページ、今市長あれ「ガイアの夜明け」が見られますか。無料で見られますよということで紹介があるんですけれども、あれはアプリを取り込まないと無料で見られないですよね。  これは、多分、市長が放映されているのが尺でいうと1分ぐらい、これ尺って業界言葉なんですが、1分ぐらいなので、編集してやるほうが、アプリを取り入れてやると一般の人、多分あれ見られないと思うんですよね。これはちょっと不親切、せっかく載せているのに、ちょっと不親切やなというので、一々取り込まないといけないんですよね。  賛否両論の話を今から言うんですけれども、それはやっぱりちょっとサービスとして、あと、よく職員とかでも、今回あれ市長、出ていたよとかいろいろそんな話を聞くんですけれども、我々議員も知らなかったんですよね、出演されるのを。  何かちょっと残念というか、いい話でもある中で、テレビに出ていたのかとか、周知というか、そういうのも、これは個人でも発信できるんじゃないかな。市長がちょっと体調もすぐれないということだったんですけれども、そういうので、ちょっと見させていただいて、この質問をいろいろ考えながら、私の友人の意見が。  たまたまそのテレビでサーフィンとバーベキューが出たんですよね。ということは、私が出るかなと思っていたというようなことで、テレビを見させていただいて、テレビの司会のコメントでは、関空のロケーションは最高でビーチの隣は草ぼうぼう、きのうも田畑議員がおっしゃられたように草ぼうぼうの話も出ていたんですけれども、同じことを言われていたんですけれども、地中海のリゾートの宿泊施設をつくりたいと、東京から来られてね、デジサーフさんの高橋社長ですかね、白い砂浜を取り入れて、トレーラー20台設置予定ということで、それはすごい前向きな話で、僕は東京からの新しい発想でいいなと。  私も直接バーベキューの施設に取り組みたいという公約でいろいろ話をしている中で、ちょっと市長のコメントで、「いいですね、地中海風で」と、「人が集える場所であれば、それで十分」、もう1つひっかかっていたのが、これは僕だけじゃないです。これは市長の友達になって、市長の応援もしていた方なんですけれども、「法に触れなければ何やってくれてもいいよ」と、これは放映されているんですよ、全国で。  これは私もうんと思ったんですけれども、私はもう人に聞いた後で見させてもらったんで、あれだったんですけれども、これはたまたま法に触れなかったら何やってくれてもええよと。これは市長、我々ののりでいつもしゃべられていることを、そのまま放映で流れているんですよね。これは果たしていいのか。  先ほどもきのう、おととい皆さん、財政の財政改革とか、いろんな話、赤字の話でお金がないとか、プールができないとか、いろんな苦労をしている中で、そのコメントの話が軽いんじゃないですけれども、これは一般市民の人がこれコメントを書いているんです。その人以外でも市長、私も直接、もうちょっといい言い方があったのと違うのかと。  草ぼうぼう、そういうところがすごい残念がっていましたね。これは市長を応援している方なんですけれども、これはフェイスブックでもコメントを、市長も友達になっている方が、ちゃんと出ています。  ちょっと僕も皆さんそのコメントというか、放映を見られているかどうかがちょっとあれなんですけれども、私はきのうCDで焼いていただいて見させてもらったので、ううんと思いながらちょっと残念だったなというような話を思いました、全国放送なので。  ちょっとそんな余談の話もあるので、今後その辺がやっぱり、せっかくいい意味で、これから今後マスコミ関係もまた、あそこがオープンに向けて出てくるので、もちろん議員もこういうインタビューを受けることがたびたびあると思うんですけれども、やっぱり言葉の発信とかそういうのも気をつけながら、ネットも今出ている中で、もちろん私も気をつけながら、一言多いというので、私もよく怒られているんですけれども、そういう部分で気をつけて市政運営に取り組んでいただければなと思います。  それでは、ここで本題の一般質問に入ります。  前回の質問でちょっと時間オーバーで、いつも市長と質問をやり合ってしまいますので、残した本題、第1項に入りたいと思います。  JRの和泉砂川の駅前整備についてということで、質問の要旨については、冬に大型スーパーマーケットの開設に当たっての交通混雑等の対策、また、駅前の周辺最新状況はということです。  あと、ホーム駅高架・自由通路の実現に向けての市の考え方はと。  クラウドファンディングをしてみたらどうかと。  市の所有地の有効活用、これは市の所有用地というのは、以前から僕も一般質問で何度も紹介させていただいているんですけれども、今、JRの所有地の奥に我々の泉南市の土地があるんですけれども、そこの有効活用か売却予定はと、全てもうまとめてお答えいただきたいなと思います。  おととい和気議員の質問で答えていただいているんですけれども、改めてもう一度お願いできますでしょうか、お願いします。 61 ◯議長(竹田光良君) ただいまの古谷議員の質問に対し、理事者の答弁を求めます。奥田都市整備部長。 62 ◯都市整備部長(奥田雅則君) それでは、順番に御答弁させていただきます。  まず、和泉砂川駅前の交通混雑対策につきまして御答弁をさせていただきます。  駅前交通の円滑化や交通結節点機能の強化を図るために、和泉砂川駅前につきましては、平成28年度に実施をしました暫定整備の完了後におきましても、引き続き関係機関や権利者との協議、交渉を行いながら、継続しながら当面の整備目標の計画、いわゆる第2次の暫定整備計画に基づきまして、早期完成を目指して今現在取り組んでいるところでございます。  また、市内交通ネットワークの構築を図るために、砂川樫井線の一丘団地の端から海側への延伸とともに、和泉砂川駅との接続整備についても、現在取り組んでいるというところでございます。  またさらに、和泉砂川駅前下がりの見通しの悪い交差点の改良につきましても、今年度に大阪府との事業に関します協定締結に向けて協議をしているという状況でございます。  それらにあわせまして、周辺整備としまして、その交差点に至る市道の牧野山手線の整備につきましても検討しているというふうな状況でございます。  それから、現在のJR和泉砂川駅前整備の取り組みの状況につきまして御答弁を申し上げます。  現在、平成29年度に配付をしました当面の整備目標の計画、先ほども申しましたけれども、第2次の暫定整備に基づきまして、昨年度につきましては、駅前の整備の一環としまして、水路の暗渠化工事を完了しておりまして、今年度につきましては、関係権利者でありますタクシー会社との協議を進める中で、暫定整備工事を既に発注をしておりまして、間もなく現場に着手するというふうな状況でございます。  それから、ホーム橋上化の関係につきまして御答弁を申し上げます。  和泉砂川駅前につきましては、まずは現在取り組んでおります第2次の暫定整備計画につきまして、早期完成を目指して取り組みたいというふうに考えております。  どうしても駅前の交通混雑というのは喫緊の課題でございますので、そちらのほうの早期の完成を目指しているというところでございます。  あと、今後の整備としまして、橋上駅化等につきましては、JR等の関係機関と協議調整を行い、お互いに協力をしながら、安全で安心して利用できる駅周辺環境の整備、機能の充実に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えているところでございます。  それから、クラウドファンディングにつきまして御答弁を申し上げます。  クラウドファンディングにつきましては、財源を確保する上で1つの手法であるというふうに捉えているところでございますけれども、今後、事業計画等と照らし合わせまして、そのクラウドファンディングに適合するかどうかといったことの精査が必要であるというふうに考えているところでございます。  それから続きまして、JR駅舎横の市の所有地の活用につきまして御答弁を申し上げます。  現在、JR駅舎横の市の所有地につきましては、JRとして保線業務の関係などで利用もしたいという意向もあるということでございまして、市とJRの双方の土地を生かしまして、お互いに有益となるような活用方法で、歩行者や駅利用者の安全性や利便性の向上も図れるような整備につきまして、現在JRの和歌山支社と協議を行っているというところでございます。  以上でございます。 63 ◯議長(竹田光良君) 古谷議員。 64 ◯8番(古谷公俊君) ありがとうございます。ちょっと流してもらえますかね。これは先ほどもクラウドファンディングの検討をしてということで、これは砂川活性化協議会が2年がかりでいろいろ動いいただいて、そのパースをお借りして、空想のイメージみたいなことで言う方もおられたんですけれども、これをある泉南市民の方に見せたところ、やっぱりこれをすることによって、周りの地価が上がるんじゃないかということの評価をいただいている市民の方が多数おられます。  だから、さっきもクラウドファンディングは1つの手法だと言うんですけれども、この砂川駅協議会も一生懸命にこれを、無償でこういうパース、こんなパースをつくるのもお金がかかるんですよね、こういうのも、ずっと無償でこういうふうに、無償というたら言い方があれですね。  実現したいということで、先ほども私、冒頭の挨拶で市長のコメントも出ていたんですけれども、法に触れなかったら何やってもええと。やっぱりこれだけよくしたいから、皆さんこういうふうな形で和泉砂川の駅前もしよう、マーブルビーチもしようというところで、やっぱりこういう駅前整備というのは、僕もいつも言っているんですけれども、駅前整備、活性化しないとまちの発展がないというのは、これはもう何回も言っているんですけれども、やっぱりこういうことをしないと、財源確保というか、やっぱり地価が上がってきたらそのまま固定資産税上がりますよね。人もふえてくるんですよね。  やっぱり民間企業の方、大阪府も出向で来られていますけれども、こういうことに取り組んでほしいんですね、積極的に。  きょうはどんどん僕は市長とやり合おうかなと思っていたんですけれども、話ができないなと。これかなり僕も今回入念にいろいろな方に話を聞いて、「古谷さん、この一般質問で言ってくれ」ということで、いろんなところから話を聞いていて、きょうはちょっと一方的で、これは答えができないかどうかもあれなんですけれども。  果たしてこれは協議会がセッティングしていただいて、JRと私も何回もお会いさせていただきました。6者集まったりいろんな部分で、これは2年間ぐらいかかってきているんですよね。  先日、後でも出てくるんですけれども、北海道の恵庭市に行政視察に行かせていただいて、うちと市制50周年、一緒なんですね、50年で。そこの駅は本当に寂しい感じで、まだ泉南市のほうが栄えているなという感じなんですけれども、駅がきれいなんですよね。  駅の全体図はないんですけれども、この間視察のところをちょっと紹介させていただきます。これ、すみません、南議員も出ているんですけれども、羽場君も出ているんですけれども、肖像権は後であれします。こういうふうな、先ほどのパースが出ているんですけれども、ずっと雨にぬれないような形でね。  やっぱり最低限こういうふうな、ちょっとイメージ的には、一般の人はおわかりかどうかわからないんですが、こういう屋根をつけてタクシー乗り場で待つような、一般車やとか、やっぱりこういうのは最低限必要じゃないかなと。  これからいろんな部分で、よそのところからそういう宿泊施設が来たり、いろんなところに来るので、市長、これ恵庭市が言うていました。30億かかると言うていました。30億といって3分の1ですね。10億あれば何とかなる。もっと縮めていけば何とかなるという中で、僕はクラウドファンディングしたり、その10億をもっと縮める方法は、いろんな方法はあるんじゃないかなと。  例えば、ここにもホテル誘致してくるとか、さっきの有効活用がなぜできないのかというところも、歯がゆい思いであるんですけれども、最低限、今現在和泉砂川の駅、皆さん利用しているかどうかはわからない、職員の方々わからないですが、雨のときの台数、混雑を御存じですかね。  今、駐車場十何台とめているんですよ。雨の日には、迎えに来たりいろんなのが。そこにバスが入ってきて、次、スーパーマーケットができますよね、12月に、それで搬入路、どんどんほかからも逆に来ますよね、泉南市民じゃない方も。その交通渋滞の解消を、まず奥田部長、これは早急にするために、タクシー乗り場を横に移動したところで、車をとめるところがなくなるじゃないですか。その対策は考えられているんですかね。  今、移動させるということを、ちらっと和気議員のときにお話を聞いたんですけれども、今、改札口の向かいに移動させようとしているんですかね。ちょうど建物になっている、ですよね。そこにタクシー乗り場が移った場合に、ほかの一般車両が迎えに来た場合、どこにみんなその十何台、雨天のときとかはどこにとめるんですかね、みんな、迎えに来た人とか。ちょっと部長、それを教えてほしいんですが。 65 ◯議長(竹田光良君) 奥田都市整備部長。 66 ◯都市整備部長(奥田雅則君) 和泉砂川の駅前の混雑状況につきましては以前から問題となっておりまして、それの対応策というのは喫緊の課題であるというふうに考えているところでございます。  その対応としまして、現在、先ほどもちょっと御答弁させていただいたんですけれども、平成28年度に実施をしましたミニロータリーの次のバージョンですね。第2次の暫定整備というものにつきまして、今現在取り組んでいると。その中で、車をとめるところもありますので、その辺の整備に向けて今取り組んでいるというふうな状況でございます。  以上です。(「わかれへん」の声あり) 67 ◯議長(竹田光良君) 古谷議員。 68 ◯8番(古谷公俊君) 部長、今ちょっといろんなほかの議員も「わかれへん」と。僕もわからない。それに取り組んでいるんだけれども、スーパーマーケットが来るんですよ。それでさらにそれがふえるんですよね、可能性が。  あそこは現在観光バスも入れない状況で、すぐ移動させられているような状況で、大型スーパーができるんですよね。そこで交通、それに取り組んでいるんですよ、それキャパオーバーということを言いたいんですね、僕は、わかりやすく言うと。  それに対策に取り組んでいるんだけれども、そのために、僕は何回も質問しているんですけれども、この有効活用は、こういう紹介しているんですけれども、こういうロータリー、自分のところの泉南市の土地もありますよね。こういうのは必要じゃないかということで、それを積極的に働いていくべきと違うかということで思っているんです。  ほな、JRさんと何回ぐらい今会っていますかね、この件について。待ったなしできているんですよ、12月にオープンを控えてどうなんですかね。やる気度じゃないんですけれども、やっぱり住民の方がすごい心配しているんですよ。これは協議会側とか、我々議員側とかいうよりも。  これは市民の喫緊の課題でもあって、やっぱりここの渋滞を何とかしてくれということで、かなり言われているんですよね。これは議員に対しても、来年選挙なんですよ。「古谷君、ここの駅に立っていて、何をいつもこんなことしてんのよ」と言うので、「もっとこの交通渋滞を解消してや」ということで連帯責任になってきているんですよね。  だから、そこの中でやっぱり有効活用として、これは泉南市の土地なんですよ。別にロータリーにしなくてもいいんですけれども、やっぱりこれは早急に、きのうも田畑議員ですかね、「朝まで生テレビ!」の明石市の市長が出ていたという。明石市の市長が恫喝して、いろいろ問題になったんですけれども。  やっぱりそのぐらい必死に動いてやるのが、僕はJRの人にも言いましたよ。和歌山支社が余り動けへんかったら、大阪の幹部に直接話ししに行くと。議員でもそこまでやれるぜということを言っているんですけれども、結局市がやっぱり、市長、担当部長とかも、こう変えようという動きがなければ、いつまでたっても、今の答弁のあれであれば答えになっていないんですね。  これはだらだらまたあと1年続くよというような感じになってしまうので、その辺もっと積極的に動くべきじゃないかなと。これもし僕JRの担当の方にも、ちょっとこの間会議で怒ったんですけれども、ここで事故が起きたらどうするんですかね。事故が起きてから対策するのかな。  ちょっとまとめて後で意見を聞かせてほしいんですけれども、せっかくなんでこれもちょっと紹介しておきます。これも空想にしかすぎないかもわからないけれども、こういうふうなイメージの、これも無償でやってくれていて、無償というと言い方が悪いですね。協議会が協力してこういうふうに、こういうイメージでつくったらどうだということで働きかけてくれています。  これは市長も見られていたと思うんですけれども、何としてでも、こういうふうなまちの活性化で動いていくべきと違うかなと。後で奥田部長、ちょっと僕もこれ気にかけて思ったんですけれども、これは僕ちょっと気になっていたのが、たまたまJRのこの有効土地とか見ている中で、この渡り廊下のところも全部クラック、これ劣化しているんですよね。  これはJRの問題かどうかはわからないんですけれども、この駅じゃちょっとどうなんですか。構造上問題ないと、前回も泉南中学で、これも鉄骨仕様なんですけれども、これを見てどう思いますか。こういうこと、市民の安全じゃないんですけれども。  きのうもたまたまちょっとそういう、別の意味で神奈川県で電車の事故があったり、こういうの。これは次の、さっきも耐震の、地震の予期せぬ状況があるとか、そういうことになった場合、どんな対策で取り組んでいこうと。  これはJRの建物の問題ですよ。でも、こういうことも市民が通勤でみんな使っていますよね。やっぱりそのためには、こういう駅の乗降施設ですかね、開設とか必要じゃないかなと私は思うんですけれども、これは専門家の整備部長、どうですかね、御意見。 69 ◯議長(竹田光良君) 奥田都市整備部長。 70 ◯都市整備部長(奥田雅則君) 先ほど来から見させていただいています、その駅舎というんですか、陸橋の部分のクラックにつきましては、今回初めて見させてもらいましたので、これにつきましては、JRのほうに早急に報告して、何らかの対応というんですか、まずは大丈夫かどうかということも含めて、ちょっと問い合わせ等を行ってまいりたいというふうに考えているところでございます。  以上です。 71 ◯議長(竹田光良君) 古谷議員。 72 ◯8番(古谷公俊君) ですから、やっぱりこういうことで、もう30年、40年、もっとたっているのかな。私が住んでからでも、もう40年近くこの駅も変わっていないので、やっぱりこれも限界に来ていると思うんですよね。  これは調べてみると、今聞いて問い合わせしてみるという中で、大丈夫ですよとか、そんなのは保障できないですよね。地震がドンと来たら、大きな地震が来たら。  これも市民を守るためには、やっぱりこういう対策も必要なので動いて、私もこれはたまたま和泉砂川駅のことで、これもここまで気づかなかった。最近気づきました。最近気づいて指摘させてもらったんです。  やっぱりこういう部分では駅をちゃんと、市民を守るためには必要じゃないかなと思います。ぜひともこういうところは話し合って、お金云々かかってくるんですけれども、やっぱりこういう部分では、借りてでもやっていくべきと違うかなと思います。和泉砂川駅については以上で、引き続き早急にちょっと動いていただきたいなと思います。  続いて、2番目の質問の市制施行の50周年についてということで、りんくう南浜の沿道の再整備、企業を募りながら桜並木の歩道に変更してみて、活用できないかということで、前回もちらっと言ったんですけれども、時間がなくてあれだったんですけれども、松林の遊歩道の整備、そこの有効活用ということで、ちょっと画像が。  場所は皆さん、どこだろうかということで質問が多分あると思うんですけれども、ちょうど岡田浦の漁港からずっと樽井のほうまで、きのうもこれ田畑議員からも指摘されて、祭りの前だけ草刈るというので、それもどうかなと。  本当にこれも法に触れなかったら何やってもいいじゃないけれども、入り口のマーブルビーチはきれいになりつつも、ここの部分はほったらかしじゃ、やっぱりどうなのかなというのは、ここも本当に貸すぐらいの勢いでもういったらどうかなというのも思うんです。  実はこれは私の意見じゃないんです。これも泉南市民からの陳情というか、「これはどう思うねん」ということを言われて、私も恥ずかしながら答えられなかった。「松のこの木、何の意味があるねん」ということで、今回担当者のヒアリングの方も、「何で桜の道なん、何で桜並木なん」ということで、ちょっと手入れの問題とかいろいろあるんです。  ここを要はきれいにしようと、その方が、市民の方が言われたんですけれども、ここを桜並木にしたら観光名所になるやないかというような提案をいただいたんですよね。じゃ、僕も一般質問でこれは話を、いい意味なんでやりましょうということです。  今のこの現状を見ていると、これは、けさ撮ったんですけれども、これが現状で、何とかしないといけない。それはいろんな緑が多いんじゃないけれども、ここを改善していこうかと。企業の人がそういうふうなことを言われているんで、やっぱり50周年も控えている中で、こういう部分でも、いい意味で企業を募ってやるとか、何かそういうお考えはないのかどうか、ちょっと御意見を聞かせていただきたいなと思います。 73 ◯議長(竹田光良君) 奥田都市整備部長。 74 ◯都市整備部長(奥田雅則君) りんくうの緑地ですか、いわゆるりんくう南浜1号緑地の整備、それから活用につきまして、桜並木等にしてはどうかというふうな御提案につきまして御答弁をさせていただきます。  りんくう南浜1号緑地につきましては、大阪府が南大阪湾岸整備事業に関連します既設防潮堤跡地とその周辺整備としまして、地域の環境改善と生活道路の整備を行いまして、整備の後、市が引き取ったというふうなものでございます。  現状は、遊歩道を中心にしまして、両側に松が植えられているような形状となっておりまして、緑地の両側には車道が隣接しているということがありまして、車道側にもし枝が伸びた場合には、速やかに伐採というんですか、枝払いというのも必要になってくるというふうな状況でもございます。  桜並木という話なんですが、御提案なんですけれども、一般的には桜の木は剪定によるダメージを受けやすいと言われておりまして、また海にも近いという立地条件でもありますので、塩等の影響、それから当該緑地に植樹するのに適しているものかどうかといったこととか、あと管理面のコスト、それらを含めて検討する必要があるんではないかというふうに考えてございます。  当該緑地の海側には、来春、にぎわいや交流の拠点となるりんくう公園が開設予定でございまして、そのにぎわいを、市内の内陸部にいかに広げていくかといったことも課題であるというふうに考えております。  そこで、内陸部とりんくうタウンの接続部であります当該緑地の有効活用などにつきましては、提案のありました桜並木に限らず、さまざまな手法も含めまして、またりんくう公園の状況も見ながら、りんくう公園に引き続いて検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。  以上です。(「ほんまかい、ほんまに考えとんのかい」の声あり) 75 ◯議長(竹田光良君) 古谷議員。 76 ◯8番(古谷公俊君) まさしく奥田部長、都市整備部長なんで、しっかりそれを都市整備なんで、考えるんやったらいつまでもできるんですけれども、これは私の要望じゃないですよ。市民の方の声ですよ。  桜がどうのこうのじゃなしに、これは和泉砂川の駅もアダプトですかね、そこで桜のシダレザクラをやっているんですよね。できるんですよ。横に生えないようなやり方のその桜もあるんですけれども、だから、これも民間に頼ったらいいじゃないですか。すぐできますやん、民間に頼めば。そのスピードの、きのう、おとといもいろんな議員の提案とかいろんな要望が出ているように、スピードが遅過ぎるんですよね。
     だから、今も「ほんまかいな」という声が出ているんですけれども、いや、桜が生えているんだったら、この草、今現状これより全然ましじゃないですか。今ちょっとこれね、この状況よりもましじゃないですか。自然ときれいになれば、みんな整備もしていくので、しっかりこれはお願いしたいと思います、スピード感を持って。  この他市の新部署というのは、この意味でここで50周年にかけてやればどうかということなんで、答えがなければ、もう時間的な問題があるので、次の3番目の楽しめる街づくりについてということで質問をかえさせていただきます。  3番目の楽しめる街づくりについてということで、市の認知度アップということで、特徴を生かしたカントリーサインを設置してみたらどうかということで、聞きなれない言葉で質問させていただいたんですけれども、それも部長ですかね。ほんならお願いします。 77 ◯議長(竹田光良君) 奥田都市整備部長。 78 ◯都市整備部長(奥田雅則君) 市域界の案内標識をイラスト入りのカントリーサインにしてはどうかという内容の御質問かというふうに思っております。  カントリーサインにつきましては、国道などの市町村の境界に設置されております、その市町村をPRするイラストをあしらった標識のことと認識しております。  もともと1950年(昭和25年)の道路標識令の改正によりまして、市町村名や都道府県名を標示する案内標示が設置されるようになりました。その後、1986年に道路標識区画線及び道路標示に関する命令が改正をされまして、案内標識に市町村章、それから都道府県章、それからシンボルマークなどを標示することが可能となっております。  現在、一般道路以外にも高速道路や有料道路、サービスエリアなどで、全国的にいわゆるカントリーサインを設置する動きが広がっているという状況でございます。  現在、阪和自動車道には、梅の花をあしらった案内板が設置されているようでございますけれども、それ以外は市章と名称を標示しました案内板となっておりまして、カントリーサインを設置する場合の設置方法や手続などにつきまして、それらの詳細につきまして、現在国や大阪府に問い合わせをしているところでございまして、現在のところまだ全容というんですか、詳細につきまして把握ができていない状況でございます。問い合わせ中という状況でございます。  今後、他府県の状況も参考にしながら、引き続き調査研究を行ってまいりたいというふうに考えているところでございます。  以上です。 79 ◯議長(竹田光良君) 古谷議員。 80 ◯8番(古谷公俊君) ありがとうございます。調査研究しているうちに1年、2年ぐらい終わってしまうのと違うかなと。さっきの人手不足じゃないんですけれども、今言葉で大体一般の方も言われて、高速道路とかでおっしゃられて、どういうものかわからないだろうというので、これですね、泉南市で境界のところに、これは田尻町とかの境界のところにこういうのがあるんですよね。  この看板をかえたらどうだということで、この間、先般行政視察で北海道の恵庭市に行かせていただいて、そこの方から政策の方から、もともと泉州出身の方なので、アドバイスを受けて、私も委員長として質問を代表してやらせていただいたんですけれども、ほかの委員が言ったほうが、この企画が通るのと違うかということで話をしていたんですが、あえてこういうふうな形で、この看板をかえようということなんですよね。その提案をいただいた。カントリーサインとはと、こういう形ですよね。  今、奥田部長がおっしゃっていたのは、高速道路で桜の何か泉南市にあるというのは、このことを言っていると思うんですよね。こっちのこの恵庭市、これをこっちにかえたらと。これは市民の公募でかえたらどうだということで提案をいただきまして、非常に私も初めてカントリーサインという名前を知りました。  それで、調べてきて北海道で聞いたところ、北海道は今このぐらいしているんですよね、見ると。これは市長、余りお金がかからないんですよ。ふるさと納税で数百万もあればできるという。これはやれば大阪府で初めてですよね。  先ほどもデジサーフさんの今度ああいう地中海風でできるとか、夕日100選で市長が海老蔵さんと出ていた中で、ああいうのをバックでやれば、非常に目立つというか、地域のこういう特性が出るんじゃないかな。  これは千歳市、これは私の提案じゃないですよ。行政視察へ行ったときに泉南市、泉州に思いがあるということで、この行政視察でアドバイスを受けた中で、ちょっと提案させていただきました。  お金のかからない施策である中で、こういうのを、これはもうスケジュールも全部いただきました、資料として。大体1年もあれば全然できる、スケジュール的に1年切っているぐらいに、もう資料は別にお渡しはできるんですけれども、本当は、ほかの委員もいい案じゃないかなということで、これは僕の意見だったら、多分市長も却下するんだろうなと思うんですけれども、ぜひともこれは大阪府で初めてやってほしい。これは関西空港でもいいし、これは市民の方に募集をかけてやると。  阪南市との境界、泉佐野市との境界とか、こういうのを、これは国道の第二阪和ですよね。こういうふうに寂しい感じがしますよね。これは泉佐野市から国道26号線を渡っていったところなんですけれども、ちょっと太陽の関係で見にくいんですけれども、これをかえようという。  どうですか、この意見。市長は体調がすぐれないなら、副市長、意見はどうですかね。こういうのは。野澤部長でもいいですよ、こういう政策を考えて、御意見はどうですか、率直な意見で。 81 ◯議長(竹田光良君) 真鍋副市長。 82 ◯副市長(真鍋康之君) 先ほどの答弁で、府とか手続にまだ調査が必要だということで、そういったものを見きわめた上で、なかなかそういった味気ないカントリーサインよりも、絵柄がついて、それを市民に募集するというのは、大変意義のあることかなと考えています。まずは、手続の調査をやってみたいと思います。 83 ◯議長(竹田光良君) 古谷議員。 84 ◯8番(古谷公俊君) せひとも、もう資料は全部いただいているので、もうお渡ししますので、恵庭市が協力してくれるということなので、送ってもらいましたので、ぜひお金がかからないので、ああ、お金はかかりますけれども、何かやりましょうよ、そういうことで。お願いしたいと思います。  最後になるんですけれども、プレミアム商品券について、消費税アップに伴い、事業としての市のプレミアム商品券の事業についての考えはということで、あと乳幼児の子育て世代への取り組みはと。地域の商業施設への協力や対応はということでお願いします。 85 ◯議長(竹田光良君) 薮内健康福祉部長。 86 ◯健康福祉部長兼福祉事務所長(薮内良造君) それでは、私のほうから1点目と2点目の、まずプレミアム付商品券の事業の内容でございます。  消費税、地方税、税率の10%引き上げ、これが低所得者、いわゆる子育て世帯と、その消費に与える影響を緩和することと、また地域の消費の喚起、これを目的として2万円の商品券に5,000円相当の商品券を加算した上で販売するというような、そういう事業でございます。  本市では、この低所得者として、令和元年度市府民税の非課税の方及び平成28年4月2日から令和元年9月30日までのこの子育て世帯の方々に、個別に申請書及び商品券の引き換え券を送付いたしまして、10月から実際にこの商品券の販売を行う予定でございます。  この全体の周知といたしましては、広報紙またホームページで現在周知を行ってございます。特に子育て世帯ということでございますので、本市におきましても、この消費アップにより、子育て時期で特に重要な養育時期である方、また出産などで経済的に負担の大きい0歳児から3歳児、この子育て世帯への影響を緩和すること、これの重要性を掲げておりますので、本市ではこの子育て世帯の方々には、購入の引き換え券と取り扱い店舗一覧表、これを平成28年4月2日から令和元年7月31日までの子育て世帯の全世帯の方へは9月の下旬、また令和元年8月1日から9月30日までの子育て世帯の全員の方には10月の下旬のころに送付する予定としてございます。  以上でございます。 87 ◯議長(竹田光良君) 宮阪市民生活環境部長。 88 ◯市民生活環境部長(宮阪 宏君) それでは、私から3点目の地域の商業施設への協力や対応ということで御答弁させていただきます。  今回のプレミアム付商品券の取り扱い加盟店募集についての周知につきましては、新聞折り込みであるとかチラシ、ポスターの配布、それとホームページを活用して行っておりまして、市内の事業者へ商工会を通じて募集案内を配布するなどの方法で、加盟を促したところでございます。  加盟店の登録申請は、7月1日から7月31日までの期間で行いまして、現在222件の加盟店があります。そのリストを、市のホームページ上で公開しているところでございます。  今後も市広報であるとかホームページにおいて、本事業を周知するとともに、加盟を希望する事業者の受け付けを随時行う予定でございまして、さらに多くの店舗において商品券を利用することができるように、努めてまいりたいと考えております。 89 ◯議長(竹田光良君) 古谷議員。 90 ◯8番(古谷公俊君) 答弁ありがとうございます。力を入れていくということで、広報にちらっと載っていたんですけれども、たまたま私もこのプレミアム商品券というのは、実はちょっと東京で掲示板で見かけたので、それで今回その質問をさせていただいて、ほかの議員もおととい質問されていました。  この内閣府のこれ御存じですかね、プレミアム商品券、内閣府から出されている。これは泉大津市が出ていますよね、こういうふうに。これは部長、御存じですよね。  これは泉南市、市長、これ全部準備中なんですよ。泉南市は、これは中ほど、このプレミアム、これは各都道府県、市、全部入れたらプレミアム商品券の名前を検索したら全部出てくるんですけれども、各市町村情報という形で、これは全部泉南市の自治体名だとか全部準備中なんですよ。これはまた皆さん時間があるときに見ていただいたらわかりますが、全部準備中になっているんですよね。  今処理していくということなんですけれども、部長、これは人手が間に合っていないのと違いますか。ほかの市は全部やっていますよ。これは富田林市、これはホームページですぐ出てきますわ、内閣府の確認、プレミアム商品券、富田林市、これは全部出ていますよね、プレミアム商品事業PTと。リンクできるように、開始日、7月から始まっているんです。  泉南市は、何でこれずっと準備中なのかな。何か意図はあるんですか。ちょっと後で聞かせてくださいね。何かこれはミスであれなのか。手が回らないということなのかな。これは泉南市ね。全部準備中になっている。これで周知していくと、10月から始まるのに、これどうなのかなというので、もうちょっと不思議というか、あれなんですけれども、多分人が足らないんだろうなというのは、我々、私らもちょっとそれを加味しているんですけれども。  あと、これ千代田区なんか、これはちゃんと掲示板でこうやって張っているんですよね、こういうふうな形で。このぐらいはそんなにお金もかからないし、泉南市でもできるんじゃないかなと、どうですかね。 91 ◯議長(竹田光良君) 薮内健康福祉部長。 92 ◯健康福祉部長兼福祉事務所長(薮内良造君) すみません、準備につきましては、他市も連携とりながらやっていまして、順調に進んでいっているというふうに認識しておるんですけれども、今ちょっとすみません、内閣府のその周知、それについては多分連携がちょっとうまくいっていないかなというふうに思います。ちょっと確認はさせていただきたいと思います。  ただ、準備につきましては着実に進んでおるということでございますので、よろしくお願いします。 93 ◯議長(竹田光良君) 古谷議員。 94 ◯8番(古谷公俊君) 部長、僕がちょっと言いたいのは、やっぱり人手不足かなと、みんな兼務して兼務して、余裕がなくなってしまっているんですよね。この僕、市制50周年のことも、ちょっと戻る話になるんですけれども、他市では市制50周年の事業をするとか、こういうプレミアム事業をするというのは、やっぱり結構大ごとに取り組んでいただいて、それぞれの人を集めて事業として部署をつくってやられているんですよね。  泉南市の場合はやっぱり人手不足なのか何かわからないんですけれども、みんな兼務になってしまって、そんなん余裕がなくてできないんじゃないですか。やっぱりこのホームページでもこういうミスがあるんじゃないけれども、別にあらを探すんじゃなしに、やっぱりそんなん1つのことに取り組んでもできない、余裕がなくなっているのと違うかなと。  そのためにはこういう専門的な方をやっぱり中途で募集して、OBでもいいし、そういう人をやって専門的なプロジェクトを組んだり、やっぱりこれが僕何を言いたいのかというと、以前商品券のあれ、何やったかな。プレミアム商品券ってありましたよね。  そのときに、ある企業が言われた。商工会に入っていないけれども、何でうちらこれに声をかけてくれへんかったんだろうかということを言われたんですよ。うちらもこれ、もっと早く声をかけてくれていたら使えるように手続とっていたのにと。  今、部長が言われた222件ですかね。泉南市はもっと企業が多いのと違うかなと思うんですけれども、やっぱりその辺の中の周知に取り組んでいただきたいなというのは切に思います。やっぱり私らもわからないときがあって、他市の看板とか、そういうのをいろんな掲示を見て初めて、ああ、こういう事業が始まるんだなというので、やっぱり広報だけじゃわからないときもあります。  一般市民の人なんかもっとわからないときもありますので、その辺を人手不足かなというのも、私も思うんですけれども、この辺、もうちょっと手分けしても、もう余裕はないんじゃないかなと思います。  だから、そういう部分では僕は人もふやして、特に余り泉佐野市のことは言いたくないし、市長も耳が痛いかもわからないんですけれども、やっぱりそういう専門的な広告代理店の出身の方を、民間から登用して呼んだり、法律のことはそれは国家公務員で法律のチェックをすればいいと思うんですけれども、やっぱり新しい人材をこの泉南市に入れていかないと、活性化というか、変わらないと思うんですよね。  きょうも冒頭申し上げたテレビで放映されたのも、東京の会社の方がそうやって泉南市を活性化で来ていただけるということはいいことなんですけれども、やっぱりそういう新しい血を入れていかないことには、これは議員も一緒だと思うんで。  やっぱりその辺やる気をなくしているんじゃないけれども、そういうところで人事のことまでとやかくは言いたくないんですけれども、そういうミスが目立ってきたら、民間の力もおかりして、今もかりている状況なんで、ぜひともちょっとそういう部分で変えていって、何とか泉南市を盛り返すようにしていただきたいなと思いますので、よろしくお願い申し上げまして、私、古谷公俊の一般質問を終了させていただきます。本日はありがとうございました。 95 ◯議長(竹田光良君) 以上で古谷議員の質問を終結いたします。  会議の途中ですが、午後1時30分まで休憩といたします。       午前11時56分 休憩       午後 1時30分 再開 96 ◯議長(竹田光良君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  3番 金子健太郎議員の質問を許可いたします。金子議員。  なお、金子議員よりパソコンを使用して一般質問を行いたいとの申し出があり、これを許可しておりますので、御報告を申し上げます。 97 ◯3番(金子健太郎君) それでは、議長のお許しをいただきましたので、質問をさせていただきます。皆様、こんにちは、新政せんなんの金子です。よろしくお願いいたします。  大綱5点について御質問させていただきますが、いつものごとく多数の質問と、少しボリュームが多くなっていますので、少し質問の順序を変更させていただくのと、質問し切れない部分はまた後日に回させていただこうと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、大綱5点目になるんですが、泉南市の教育振興についてお尋ねします。  今日、情報技術は私たちの生活の基盤を支えるインフラとなり、社会において欠かせないものとなっています。特にスマートフォンが普及したことにより、時間や場所にとらわれることなく、インターネットの利用が可能となり、SNSの利用により、誰もが簡単に情報を発信できるようになりました。  また、パソコンやモバイル端末などの情報機器に限らず、テレビやエアコン、ゲーム機等の機器も、IoT技術により、物とインターネットがつながる、そのような時代となりました。  このような社会環境において、子どもたちに対して伸ばすべき能力やスキルとして、適切に情報技術を扱い情報を整理する、そんな能力が求められるようになりました。  以上のような社会状況の中で、文部科学省は、平成29年3月に、次期小学校学習指導要領を公示しました。新学習指導要領では、小学校という早い学習段階から、コンピューターや情報通信ネットワークなどの情報手段になれ親しませること。論理的思考力を育むことを目的として、平成32年度からプログラミング教育を実施するということとなっております。  以前から私のほうでも述べさせていただいているとおりなんですが、まず1つ目は、家庭学習デジタルコンテンツの活用について、お聞きします。  今年度から、本市においてインターネット環境のあるタブレット、PCやパソコン等で使用できる東京書籍のタブレットドリル、これの運用が開始されています。小・中合計約7万問を収録し、解いた結果は、その場ですぐに自動採点され、自分の解いた問題の回答の履歴を確認しつつ、苦手な単元を繰り返し問いたり、解説動画、これを試聴したりできる、そのようなツールということです。  本ツールは、児童・生徒が場所の制約を受けずに、ネット環境があればどこでも学習することができ、子どもごとの学習進捗に合わせて学ぶことができるということですが、泉南市教育委員会としてのこのツールの導入目的及び現在の運用状況についてお教えいただけないでしょうか。  また、あわせて、学習機材であるタブレットやパソコン等の電子機器に関して、家庭において用意が難しい児童・生徒に対してどのようなフォローというんですか、対処をされているのか、合わせてお答えください。よろしくお願いします。 98 ◯議長(竹田光良君) ただいまの金子議員の質問に対し、理事者の答弁を求めます。岡田教育部長。 99 ◯教育部長岡田直樹君) 失礼します。私どもで今年度より運用を開始しております家庭学習デジタルコンテンツ、タブレットドリルについてのお問い合わせでございます。  まず、私どもこのタブレットドリルを導入した目的は、今、議員御披瀝ございましたように、過去の7万以上の問題がデーターベース等になっているということで、これまでのいろんな、何ていいますか、勉強、学習に用いるような、レッスンに用いるようなドリルを容易に先生も探せるし、また子どもさん御自身でもできるというところから、やはり学習力の向上、学力の向上をというところを目指して入れているところでございます。  こういうものは、やはり学校で活用いただくことはもちろん、やはりお家でもインターネット環境があれば使えるということで、家庭学習や補充学習の充実に大変有効と考えて導入してきたところでございます。  また、現在の運用状況はということでございますけれども、在籍しております全小・中学生に向けて、高学年等になりますけれども、ID、パスワードをつくってございます。それを夏休み前に、1学期の終わりに皆様にお配りしております。その際、7月に先生方への研修会を開いて説明を行い、保護者とかお子さんへのお手紙とともに、ID、パスワードをお配りしております。  なかなか実際に学校のコンピューター室からみんな集まってもらって、そこで自分のIDで実際にログインしてみましょうというところまでの指導は、これまではできていないところなんですけれども、ただ、現時点までの延べログイン回数というのがおおむね把握できておりまして、現状で1,800回以上のログインがあったということがわかっております。  ただ、同じお子様が何回かログインするのも全部カウントしていますので、絶対的な人数の利用というものではないんですけれども、まだまだちょっと利用の頻度は少ないかなという印象でございます。  今後、実際に一堂に会して使い方をもう一度指導いただくとか、そういったことも含めて活用を進めていきたいと考えております。  以上です。(発言する者あり) 100 ◯議長(竹田光良君) どうぞ。 101 ◯教育部長岡田直樹君) 失礼しました。答弁漏れがございました。  もう1つ御指摘のインターネット環境が御自宅でない児童・生徒に対してどうしているかというところでございますけれども、この点については、大変難しい問題でございます。  現状、やはりインターネット環境がない場合は、このタブレットドリルを活用していただくことはできません。ついては、まず1つは学校のほうでそのドリル、質問等をプリントとして印刷して配っていただいて、家庭学習に活用いただく方法もございます。  また、学校でインターネット環境がございますので、学校における補充学習などの機会に、学校に来ていただいて活用いただくというところも、これは各学校皆様と相談しながら、活用いただける方向で御検討いただけないかなというふうに考えているところでございます。  以上です。 102 ◯議長(竹田光良君) 金子議員。 103 ◯3番(金子健太郎君) お答えありがとうございます。お話を聞いていると、導入されたということですが、まだ試行段階というか、私が先ほど述べたように、まだ授業というんですか、教材として組み込んで、カリキュラムというんですか、指導の一環で使用しているという域にはまだまだ全くもって達していないと思います。  そこら辺、もう少し今後どういうふうな運用になるのか、先生がこのツールを使ってどういうふうに子どもたちに指導していくのかというのを、もう少し具体的な運用方法等、そのスケジュール感があれば、ちょっと教えていただきたいなと思います。  この教材を自前でというんですか、調達というか用意するのが難しい子への対応というのは、なかなか大変だとは思うんですが、本来もしお金があることでしたら、それは備品として教材購入して貸与という形もあると思うんですが、なかなか難しい問題だとは思いますが、そういう誰もが格差がない形で、このツールの恩恵を受けられるように、そちらに関しては、いろいろと御対処のほうをお願いするとして、そちらは要望とさせていただきまして、1問目のそちらのスケジュール感等を教えていただければと思います。よろしくお願いします。 104 ◯議長(竹田光良君) 岡田教育部長。 105 ◯教育部長岡田直樹君) このタブレットドリル等の実際の生徒・児童へどういうふうに指導に使っていくか、あるいはそのスケジュール感なんですけれども、それはもう今後学校の先生方、ちょっと綿密に研究調査して、協議して計画していかないとあきませんので、今後ちょっとそういったものを進めましたら、でき上がり次第、また御報告したいと思います。  以上です。 106 ◯議長(竹田光良君) 金子議員。 107 ◯3番(金子健太郎君) 取り組みはこれからということで、またそちらのほうが具体的に方針等が出ましたら、議会、議員のほうにぜひとも情報の配信のほうをよろしくお願いいたします。  もう1つ追加でお聞きしたいんですが、教員のほうで、この教材をどういうふうに使うんだというような研究というんですか、そういうことをするような枠組みとか、枠組みという大げさな言い方じゃなくても、教員同士、また学校間での教員同士の検討会、研究会みたいな枠組みはどういうふうにされるのか、されているのか、それを教えていただけるでしょうか。
    108 ◯議長(竹田光良君) 岡田教育部長。 109 ◯教育部長岡田直樹君) 失礼します。学校の先生方の間で、教科ごとに教科指導に関する研究組織がございます。それと、また統合していくという大きな研究組織もございます。そういったところで、学校の同じ教科の先生同士とかで情報交換したりしていただきながら、協議しながら泉南市として全体として同じような形でやっていきましょうというところもありますし、また独自な個性的な教え方をしていることも、互いに報告し合ったりして内容を磨いていっていただく、そういう場がございます。  そういったところで、今後どういうふうに運用されていくかというのも議論いただくものやというふうに考えております。よろしくお願いします。 110 ◯議長(竹田光良君) 金子議員。 111 ◯3番(金子健太郎君) ありがとうございます。今回私より前の質問で、各学校での独自性が高くなっているというか、縦割りになっているような部分もあるかという話もあったと思いますので、そこは制度設計として横の連携が、つながりができるようなものを、自助努力というか、組織としてデザインしてもらうというか、そういう枠組みをつくっていただいて、それを粛々とそういう情報共有であったり、横の横断的なつながりの有機的なつながりで、そういうものが検討できる有効な組織というのを、また1つ具体的に考えていただいて、またそれが固まりましたら、我々のほうに御報告いただければと思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。  それでは、次の質問をさせていただきたいんですが、プログラミング教育に関して、今までお聞きしたんですが、来年実施のものですので、もう少し具体的な内容をお聞きしたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。  前回の定例会における教育長の御答弁の中で、コンピューター教室のシステムの更新に当たり、プログラミングの学習支援にかかわるソフトを導入しているというふうに御答弁をいただいたと思うんですが、このシステム更新と学習支援ソフトに関する内容等、その内容に応じてどういう運用を考えていらっしゃるのかというのを、教えていただければと思います。よろしくお願いします。 112 ◯議長(竹田光良君) 岡田教育部長。 113 ◯教育部長岡田直樹君) 失礼いたします。そのプログラミング学習支援に係るソフトシステムについてのお問い合わせでございます。  昨年度私どもの全小・中学校のコンピューター教室の機材及びシステムを更新させていただきました。そのシステム更新全体で、昨年度で当初経費としては3,000万円強、そして今年度以降、年間2,500万円程度のリースといいますか、使用料を5カ年払っていくというような規模になっております。  そのパソコン教室のシステム更新の中で、大きく学校のパソコン教室の中で学習支援をするためのシステムと、先ほどのタブレットドリルのコンテンツというのがあるというところなんですけれども、パソコン教室における学習支援システムの中に、今、議員御指摘のプログラミング学習の支援に相当するものが入ってございます。  このプログラミング教育の支援部分は、情報社会のモラルとかリテラシーについて、その指導をするというような教材の中に組み込まれておりまして、その中で実際に単純にモラルだけではなくて、今後求められるプログラミング学習の中で必要な、本当の入り口、マウスのキーボードの操作であったり、またプログラミング的思考を養うための教材として、プログラムの仕組みだとか、あるいはプログラムの作成、これらのフローチャートを作成する中で、一定の簡単なプログラムの作成ができるというようなものとなっております。  したがって、これらの運用については、実際にパソコン教室に入ってきてもらって、そこで行う授業の中で活用していくというような形になります。  以上です。 114 ◯議長(竹田光良君) 金子議員。 115 ◯3番(金子健太郎君) ありがとうございます。リテラシーとかモラルというところでいうと、知識ベースのものを教えるのかなというイメージなんですが、その他にプログラミングを教えるためのツールということですかね、そもそもそれを教えるための道具というか、学習教材ということやと思いますので、その道具がそろったのでしたら、今度はその中身、その道具を使ってどういうふうに教えていくかという一番肝心な重要な部分があると思いますので、ぜひとも有効に、学習効果が最も高くなるような運用を、ぜひとも考えていただければと思います。  それでは次に、プログラミング教育でもう少しだけ細かいことをお聞きするんですが、まず次年度から実施されるプログラミング教育において、コンピューターを用いた授業になるんでしょうかという質問なんですが、これは何で今さらこんなことを聞くのかという話なんですが、文科省のほうからの指導の中で、児童がコンピューターを活用して、みずからが考える動作の実現を目指して試行錯誤を繰り返す、この体験が重要であり、学習指導要領では、児童がプログラミングを体験することを求めているので、プログラミング教育全体において児童がコンピューターをほとんど用いないということは望ましくないので、よくよく留意するようにしてくださいという通達があると思います。  というのも、必ずしもパソコンなどを用いずに教えることも可能であるというふうには触れてあると思うんですが、それに対して極力そんな状態にならないでよと。  当然、プログラミングを教えるんだから、コンピューター、これを、この言い方もほとんど確実に用いて、その体験が重要なので、学習には用いてくださいということだと思うんですが、本市において、コンピューターを用いた授業となるのかどうか、お教えいただけるでしょうか、よろしくお願いします。 116 ◯議長(竹田光良君) 岡田教育部長。 117 ◯教育部長岡田直樹君) このプログラミング教育において、実際にはコンピューターを用いた授業なのか否かというところでございますけれども、何ていいますか、子どもたちの発達段階を考慮することも必要であって、低学年のお子様では、コンピューターを用いずに、そういったプログラミング的な思考を育成する指導という現実といいますか、実態も行われることもあろうと考えております。  ただ、当然コンピューターが生活のさまざまな場面で活用されている今日において、その情報活用力の育成を図ることが重要であります。  特に小学校でもコンピューターの基本的な操作とかプログラミングを実際に体験しながら、コンピューターを意図的に働かせることができる論理的思考力を身につけるための学習というのが求められておりますので、やはりコンピューターを用いた授業を一定程度実施する予定としてございます。  実際に、つい先日、来年度の教科書採択が済んだんですけれども、その中でもやはり算数とか理科の教科書にも、明確にもうコンピューターあるいはタブレット等を使って実施するような、いわゆるスクラッチなどを使っていることが例示されている、そういう教科書も採択されてございますので、そういった部分を活用して、実際にコンピュータを用いた授業を行っていくものと考えております。  以上です。 118 ◯議長(竹田光良君) 金子議員。 119 ◯3番(金子健太郎君) ありがとうございます。スクラッチを用いるかどうかは別としても、コンピューターというのは、必ず教材として用いるということをよろしくお願いします。  私も子どもがスクラッチとか、ほかにビスケットとか、いろいろマイクロビットとかあると思うんですが、そういうのを用いながら学習している現場というのを見たことがありますので、びっくりするのが、幼稚園児ぐらいの子でも、特に誰が教えたわけでもなく、30分くらい夢中になって取りかかっていたら、何かしらのものをつくるような状況になっているので、それも楽しそうに、もう集中して必死にやっていますので、ぜひとも勉強ということもありますけれども、そういう楽しさがあるので、その楽しさも味わえるような形で授業のほうの実施をよろしくお願いいたします。  それでは次なんですが、児童・生徒がプログラミングの授業を受ける上で、タブレットPC、ノートPC、ネットワーク環境等といった学校内におけるICT環境の整備状況、これはどうなっているのか、お聞きしたいんですが、これは教育のICT化に向けた環境整備5カ年計画、2018年度から2022年度の計画なんですが、これの目標水準に沿って本市の状況をお教えいただけるでしょうか。  スライドのほうを一応用意しているんですが、こちらは出ている資料で、各目標水準というのが設定されています。なかなかチャレンジ目標に近いところもあるのかなとは思うんですが、本市の状況と照らしまして、一応現時点での水準を教えていただけますか。  統合型校務支援システムに関しましては、次の質問でお聞きしますので、そこはとばしていただいて結構です。よろしくお願いします。 120 ◯議長(竹田光良君) 岡田教育部長。 121 ◯教育部長岡田直樹君) 学校のICT環境整備に係るお問い合わせでございます。  私どものほうの状況ですけれども、まずその前に、実際に文部科学省のほうが、教育のICT化に向けた環境整備5カ年計画ということで、先ほど議員御披瀝ございましたように、2018年度から2022年度の間に、相当な財政措置も講じた上で、一定の目標数値を定めておられます。  先ほども画面に出ておりましたけれども、例えば学習者用コンピューター、お子様用のコンピューターは、その目標では3クラスに1クラス分の設置となっております。私どもの場合は、その学習者用コンピューターというのは、現在のところコンピューター教室に1クラス分となっております。  したがって、各学校パソコンが40台プラス教員機とそのほかは、小・中ともにタブレットを各校10台程度という形になっております。  それから、指導者用コンピューターというのが、この5カ年計画では、授業を担任する教師1人1台となっておりますけれども、私どもの場合、指導者用のコンピューターというのは、現在全く未整備となっております。  それから、国の目標のほうでは、大型提示装置、実物投影機、教室における大型モニターとかプロジェクターというものですけれども、これは5カ年計画では100%整備しなさいと、すべきとなってございますが、私どもの場合は、現在こうした設備は206教室中69台ということで、普通教室ですけれども、おおむね3分の1に設置ができているという状況でございます。  それから、超高速インターネットないし無線LANの整備ということですけれども、これは国のほうでは100%の整備としなさいに対して、現在今のところ、ごく一部で実現されているところもありますけれども、ほぼ整備ができていない状況。インターネット接続はありますけれども、無線LANについてはほぼない状態となっております。  それから、ICTをサポートするための支援員という方を4学校に1人配置ということでございますけれども、私どもの場合はこのICT支援員についてはまだ未配置となっております。  以上でございます。 122 ◯議長(竹田光良君) 金子議員。 123 ◯3番(金子健太郎君) ありがとうございます。2018年度から2022年度の計画ですので、まだ年度はありますので、本市において当然この目標に照らし合わせると、まだまだというところだと思うんですが、先ほど部長もおっしゃっていた国のほうも財政措置として、年間1,800億つけているんやということで、バンと大分前面に押し出してやってきています。  いろいろなものに費用がかかって大変だと思うんですが、極力この水準自体がどうなんだという議論はあるかもしれないですけれども、子どもたちのICT環境を利用した教育の質の向上と、先生たちのけさの質問でも、大森議員が先生の働き方改革ということをおっしゃっていましたので、そういうことも必要なことだと思いますので、ぜひとも御検討の上、実現するような形でよろしくお願いいたします。  それでは続きまして、校務の業務改善、大森議員と一緒の先生の働き方改革に資することだと思うんですが、そのことについてお尋ねします。  現在政府は、教職員の超過勤務の状態を改善するために、ICTの活用を推進し、業務の効率化を図ろうとしています。その分析結果に沿ってお尋ねいたします。  新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策について、タイトルが大分長いんですけれども、平成31年度の1月25日に、中央教育審議会の答申において、その中でも勤務時間管理に当たっては、極力管理職や教師に事務負担がかからないようにすべきであり、ICTの活用により、勤務時間を客観的に把握し、集計する、そのようなシステムを直ちに構築することが必要であるとか、学習評価や成績処理について、ICTを活用した効率化を行う地方公共団体がふえているものの、教師の人事異動等を考慮すれば、都道府県単位での共通の校務支援システムの導入が必要というふうに提言を出しております。  この統合型校務支援システム、これは何やという話なんですが、機能としては大きく教務、教務は成績処理とか出欠管理、そのような機能があったり、保健、保健室にかかわるような機能があったり、指導要領等の学籍・学校事務等の機能、それらを統合したシステム、これを統合型校務支援システムと呼ぶんですが、これを使用することによって、手書きとか手作業が多い教員の業務の効率化を図るのに非常に有効とされております。  教育のICT化に向けた環境整備5カ年計画、先ほど見ていただいたスライドなんですが、そこでも2022年度までには100%を目指すということで明記されておりますので、地方財政措置も1,805億円、これを講ずるとされておりますが、本市において以前から検討はしているというふうに聞きしておるんですが、現在の検討状況をお教えいただけますでしょうか、よろしくお願いします。 124 ◯議長(竹田光良君) 古川教育長。 125 ◯教育長(古川聖登君) 学校における統合型校務支援システムについてのお尋ねでございます。  本市において統合型校務支援システムの導入につきましては、学校における働き方改革の1つの柱として、現在検討させていただいております。  同システムは、教職員の負担軽減等を図るに当たっては、有効なものと認識しております。システムを導入した場合には、教職員負担の軽減が期待でき、教職員が本来の業務に注力できる環境醸成につながると考えております。  地方財政措置についても、議員から御案内いただいたとおりであり、承知しておるところでございます。将来に向けてこのシステムについて、さまざまな機会を捉えてしっかり検討してまいりたいというふうに考えております。御提案ありがとうございました。 126 ◯議長(竹田光良君) 金子議員。 127 ◯3番(金子健太郎君) なかなか予算も必要なことで、具体的なスケジュール感とかもお示しいただくことは難しいなとは思うんですが、職員の方のお話を聞いていますと、教育長も教育長会議とか外のところで働き方改革が非常に重要視されておって、そういう場でも積極的に改善すべきやというふうに呼びかけ、先頭に立って呼びかけておられるというのをお聞きします。  こんな私が指摘しなくても重々教育委員会の方々も御認識されていることやと思いますので、少しでも教員の皆さんと子どもたちのために、このシステム導入は、非常に財政が厳しい中で大変だと思うんですが、泉南市の教育の質の向上と、教員と子どもの皆さんの幸せのために、ぜひとも御尽力をいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次の質問、大綱1点目に戻らせていただくんですが、行政サービス向上の取り組みについてお尋ねします。  昨今、行政サービスの質や利便性を向上させることを目的として、積極的にIoTやICT技術等を取り入れて活用することにより、課題を解決した先進事例と呼べるような成果を示す、そんな地方自治体が多く存在しております。  地方自治体は、多岐にわたる分野で多くの課題を抱えていますが、その1つに、今回の定例会の質問でも非常に多くあったと思うんですが、市民への情報伝達、こういう広報広告、これが課題で上げられることが多く、市民と行政の協働を促進させるためには、必ず解決すべき重要な課題であるというふうに私も考えております。  現在既に多くの自治体においていろいろな媒体等を用いてこの課題に臨んでいますが、なかなか泉南市のみならず、他の自治体でも効果的な行政情報の発信ができずに苦戦しているということは、往々にしてお聞きします。  情報発信の媒体は、既存の紙媒体やウェブ、SNS等々いろいろとありますが、手法ごとにリーチできる対象の違いやメリット、デメリットがあるため、単独の手法で広報を網羅する、そんなことは当然無理だと、そういうふうに考えております。  よって重要なのは、伝えたい対象者と親和性が高いというんですか、その対象者と最も合っている、高い媒体を選択し、おのおの組み合わせてできるだけ網羅する形で行政情報の発信行為、これを難しいことであると思うんですが、検討しなければいけないというふうに考えております。  ここで1つ、手法として情報発信のみだけではなく、受信も可能であり、さらに単なる情報伝達にとどまらず、行政事務の効率化や行政サービスの向上といったような応用的な活用にもつながる可能性を持っているLINE。  さきの質問でも堀口議員もLINEの重要性を福祉のほうで用いてということで、部長も御検討するというふうに御答弁しておりましたが、そのLINE、これについて本市における有効活用の可能性に関してお尋ねしていこうかなと思います。  まず1点目、現在本市においてSNSですと、フェイスブックとツイッター、これらを活用して情報発信を行っておると思いますが、現在の運用等における課題と、市民に対してフォローしてもらうための取り組み、これをどういうふうにされているのか、お聞かせいただけますでしょうか、よろしくお願いします。 128 ◯議長(竹田光良君) 野澤総合政策部長。 129 ◯総合政策部長(野澤幸徳君) まず、市民の皆様への情報伝達の手段というところでございます。  広報の手法としましては、現在主として市ウェブサイトとフェイスブックを中心に、さらには最近拡散性の高いツイッターを導入し、活用しているところでございます。これらは全市的な行政情報を分け隔てなく提供することを目的としております。  また、個別の事案につきましては、市ウェブサイトにおける各課問い合わせのメール、これを御活用いただきまして情報のやりとりを行っているところでございます。  また一方、その個別情報の配信につきましては、現在主にメールサービス、これを活用しているところでございます。 130 ◯議長(竹田光良君) 金子議員。 131 ◯3番(金子健太郎君) 現状のSNS等を用いた広報の運用状況をお答えいただきまして、ありがとうございます。それにあわせて、それを市民の方に、そういう手段を使っていただくという努力をどういうふうにされているかというのも、ちょっとあわせてお聞きしたかったんですが、それをお聞かせいただければと思います。よろしくお願いします。 132 ◯議長(竹田光良君) 野澤総合政策部長。 133 ◯総合政策部長(野澤幸徳君) 先ほどのちょっと御答弁にもさせていただいたんですが、個別事案につきましては、メールのやりとりと、こういうところを中心にさせていただいておりまして、特に他市ではLINEを活用されて、個別の属性に合わせた情報のやりとりということをしているということもお聞きしておりますが、現在本市における情報のやりとりというのは、今申し上げたものということでございます。 134 ◯議長(竹田光良君) 金子議員。 135 ◯3番(金子健太郎君) ありがとうございます。ちょっとお聞きしたかったのは、民間企業とかでいうと、いかにフォローしてもらうというか、いかに自分のチャンネルを登録してもらうとか使用してもらうというところに、どう工夫するんやというお話やったんですが、ちょっと時間の関係もあり、それはもうとばせていただきますが、このLINEというのが、今部長もおっしゃっていたように、その用途に応じて使用するのに適している。  つまり、この泉南市の市民の皆さんで、結構最初から皆さんがそれを使っている、登録してもらうという努力は必要だと思うんですが、下地としてそれを多く使っている状況でしたら、当然有効な媒体として活用できるんじゃないかなという前提で、今回取り上げさせていただきました。  スライドのほうを、ちょっと見ていただきたいんですが、パソコンからも当然利用できるんですけれども、基本的にはスマートフォンが多いと思います。  現在のスマートフォンの利用状況、これは全国民に当てはまることですので、泉南市特有ではないんですが、基本的には80%をもう超えています。  これは資料としては平成29年度の情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書という資料なので、平成29年度の資料になりますので、次期の他のデータを見ますと、このスマートフォンの利用率も少し、数%上がっています。  ということは、もう60代は半分に届くところぐらいなんですが、それ以下の年代になりますと、もう90%を超えていますので、まずこのツールを使う下地は非常に行き渡る形に近いほど普及しているという前提がまず1つあります。  このLINEなんですけれども、細かくて見えないと思うんですが、SNSの各利用率というのが資料として出ています。一番下の緑色がLINEなんですが、この資料を見ましても、全年代で75.5%、60代以上は、ぐっと3人に1人ぐらいに落ちてしまうんですが、ただこのLINEと、その他SNSの利用率を比べた場合、LINEがもうはるかに利用率が高いんです。それ以外のものは3分の1、4分の1の利用率なんです。  ということは、もう基本的に言い方を変えますと、基本的な広報はLINEを用いて、そのLINEを補完するためにほかの、例えばツイッターとかフェイスブックをどう使うかという発想のほうが、既にこれだけの利用者がいるツールがあるという状況でしたら、そういう考え方のほうが、より有効な情報発信ができるんじゃないかと思いまして、LINEの活用をということで、今回お聞きするというふうにさせてもらっております。  ですので、ちょっとこのLINEもいろいろ皆さん多分個人で使っていますので、いわゆるトーク機能とかメッセージ機能をというのはなじみがあるとは思うんですが、先ほど私が述べました、いろいろと行政向けにLINEもサービスを出しています。公式アカウントという形で。  どういうものがあるかというのを、軽く事例紹介という形で説明させていただきたいと思いますので、少しおつき合いいただければと思います。  まず、これはよくあるトーク機能、メッセージ機能なんですけれども、この左の例が熊本県の球磨村、これは病気の予防を促すメッセージを配信しているような使い方をしているみたいですし、大野城市が防災訓練のお知らせとかという形で使っています。  これは現存のフェイスブックは少し趣が違うんですが、ツイッターでも同じようなことはできますし、個人利用されている方で、企業の公式チャンネルに登録されている方も、こういう形で情報が来ると思うので、これはなじみがあるかなと。  特に目新しいものではないと思いますが、このツールの皆さんの普及率を考えると、非常に手軽な形でメッセージを開いていただいて、これを確認してもらえるような状況じゃないかなと思います。  2つ目なんですが、これは少し趣が違って、横浜市の有名なごみ処理センターのAIを使った自動応答です。この右でピコピコ動いているのは、僕実際に自分の携帯で登録して、それを動かしたのを画面でキャプチャーしてここに載せているんですけれども、これは捨てたいごみとかをあそこに問いかけると、AIのチャットポットが自動的に何だよというふうに返してくれます。  この使い方は、昨日堀口議員がお話ししていたような、例えば常時電話受付が必要な状況の場合、夜間とか勤務時間外は電話を受けられませんねというような状況があったときなんですが、こういう機能を使えば、もしかすると課題解決になるかもしれないなということです。  こういう使い方も1つできますし、これは渋谷区が子育てとか、子育てにかかわらず、防災とか総合的な使い方、総合的な機能の案内として使っているみたいなんですけれども、渋谷区なんかはこのLINEの株式会社とパートナーシップ協定、これを締結して住民と行政の距離を近づける手助けをしてもらうということで、いろいろとLINEに行政サービス向けの機能を開発していただいて、実証実験をしているというようなものみたいです。  それにはお金がかかることなので、それをしろというのは当然できないとは思うんですが、これを見ていますと、子どもの情報、子どもに関する情報や防災の情報に簡単に、左下のメニューからとべます。  ただ、メニューのとび先はホームページとかにリンクされていますので、結局は最終的にはホームページ、区とか市のホームページを見る形にはなるんですが、今、パソコンがないという家庭もスマホで全てを済ますお母さん、お父さんも多いと聞きますので、こういうふうに身近なツールからそういう窓口をつくってあげれば、今よりもアクセスも上がるんじゃないかなというふうに考えていますので、これも非常にいいなと。  大分、二、三年前にも山本議員が子育てアプリという話も出ていましたけれども、子育てアプリと近いようなことも実現できるのかなと思って、これを事例として上げさせていただきました。  これは、クーポン機能というものなんですが、左のほうは、がん検診の無料クーポン、泉南市もいろいろと無料受診券とかを配布していると思うんですが、これはSNSでクーポン券を配布できる。  右のほうは、これはちょっとおもしろいのは、名古屋市なんですが、市長の椅子に座れるクーポン券というのを発行して、これは多分名古屋市の行政のPR、身近に市民の方に行政を感じていただくというPRを主に兼ねているのかなと。  それに友達登録をしてもらうという、そういう工夫の一環やと思うんですが、こういうことをしていて、クーポンを配信した翌日、1,000人以上の友達がふえて、友だち数の30%に当たる1,200人以上がすぐに応募が入ったみたいです。それで30分で打ち切ったということで、3名の子どもさんが市長の椅子に座るということで、こういうイベントを行ったみたいなんですが、非常におもしろいかなと。(「おもしろい、やろう」の声あり)すみません、本市でもこういう形で少しでも行政のほうになじみを持っていただくという、そういう使い方も1つできるかなと。  これは、千葉県の市川市なんですが、電子申請です。住民票のオンライン申請、このLINE上から住民票を取得できます。  手順としては、少し面倒くさいというか、この画面上から証明情報とかですかね、それを写真添付で送ったりとかしなければいけないんですが、その情報を入力すると、最後には当然、最後は住民票は紙なので、郵送物でその個人のお宅に送るというものです。
     お金の支払い決済もLINEPayという、今、軽減税率の話でいろいろ話題やと思うんですが、LINEPayのほうで決済できるということで、これも住民目線になって、わざわざ庁内に来ていただく手間を減らし、少しでも住民の皆様の満足度を上げるというような施策の一環として、真摯に取り組んだということみたいです。(「そうしよう、やろう」の声あり)これはちょっとお金がかかることなので、できるだけやっていただきたいとは思うんですけれども、そこのかげんをまた、いろいろ財政のことを措置していただければと思います。  これはアンケート機能で、住民基本台帳からランダムに情報を取らないといけない。ちょっとかっちりしたような、国勢調査みたいな調査にはなじまないかもしれないですが、まちで行うイベントとか、比較的軽いものに関して意見をフィードバックしたいなとか、人権でもこういう催しをしたけれども、皆さんの意見を聞きたいなというときに、こういうアンケート機能で手軽に聞けるかなと。  当然、登録している母集団というんですか、登録している人たちが非常に偏った方ばかりだと、これがバイアスがかかった情報になる危険というのはあると思うんですが、そういうことを除いて、とりあえずアンケートも比較的多分、今やっている、紙を配ってそれを回収してという方法よりかは、利便性が高いかなと思いますので、そういうことにも利用できるかなと。  これは行政サービスの向上の一環なんですが、これは四條畷市です。ここの市長もたしか40歳近くで非常に若い方なんですけれども、これは道路の破損箇所を報告してもらうと、LINE上から報告してもらい、その上がってきた情報をもとに、行政のほうで優先順位をつけて対応するというものです。これも非常にいいなと。  この手法に関して1つは私が思ったのが、去年の21号の台風のとき、当然停電になりまして、私も含めて皆さんも大分御苦労されたと思うんですが、私もまちの中を歩いていて、関電のほうで把握できていない、ちょっとした一部の停電箇所とかが結構あったんです。そういう場合になかなかもう現地に足を運んで地道な探索でしか見つけられないので、そういうときに住民の方に、こういうサービスから停電情報などを教えていただく。その情報を集約して関電に渡すというようなフローがあれば、また1つ災害復旧にも迅速な対応になりますし、関電も行政の皆様も、あるところの手間、コスト、負担というのが削減できるかなと。  当然、運用するのにいろいろ問題があると思うんですが、当然何を運用するにも問題は必ずあるので、解決できるような制度設計にすればいいかなと。  現に先進事例で、四條畷市がやっているので、この方法で多分文句を言われる市民の方がいらっしゃるとは思うんですけれども、総体を見てコストよりも利便性のほうが高いとなった場合は、ぜひとも使うべき手法なのかなというふうに思っております。  これで、いろいろ事例を紹介させていただいたんですが、何がいいかというと、ごめんなさい、これは字が小さくて見にくいんですが、言いたかったのが、この機能は無料ですよと。LINEのほうは、こんなにいろいろ便利な機能を用意してくれているのに、無料で使えますよということで、プランを用意されております。  四條畷市は、ちなみに先ほどの道路通報システム、あれは無料でやっているということです。ただ、AIのチャットボットとかを使うとなると、オプション扱いになりますので、費用はかかってきますので、先ほどの事例紹介でも無料でいかないものもあるんですが、でもアンケートとか、単純に情報発信であったり、今の道路補修箇所の通報システム、こういうのは無料でできると思います。  先ほど私がまず冒頭に述べた、このツール自体が市民の皆さんにどれだけ浸透しているかという、その影響力を考えれば、取り入れないとしても、検討する余地はあるというか、まずは検討をしない理由が、余りまず見つからないかなと。  そこで検討して、問題があれば当然、手法として受け入れなければいいと思いますが、検討がない時点でできないというのは、とりあえず余り理由にならないのかなと思いますので、ぜひともまた有効な手法の1つとして御検討いただければというふうに思います。(「よし、これしよう」の声あり)ぜひともお願いします。  次は、少し趣が変わりまして、ICTBCPの策定に関する本市における現在の進捗状況のほう、こちらをお聞かせいただきます。  昨年発生した台風21号により、本庁舎が停電し、必要最低限の基幹系システムを稼働させるために、本庁及び別館にある非常用発電機等を活用したというふうにお聞きしております。  以前の御答弁により、この被災経験を通じて、災害時のBCPの作成の重要性を再認識され、今後、災害対策関連関係、危機管理を初め、関係部署とも連携し、策定の検討をさらに進めていかれるというふうに御答弁いただきました。  また、平成20年8月に総務省の地方公共団体におけるICT部門の業務継続計画(BCP)策定に関するガイドラインにおいても、地方公共団体の業務全体を対象とする業務継続計画が未策定であっても、率先して情報システムに関する業務継続計画、これを策定し、業務の継続力を高めていかなければならないということが、もう平成20年で方針として示されております。  平成24年1月、総務省により、災害に強い電子自治体に関する研究会が発足し、必要最小限の事項を明確にして、内容をシンプルなものにすることで、策定、普及に寄与するようなガイドラインの改定が検討されておるということです。  そこで、改めてお尋ねなんですが、ICTBCP、これの現在の進捗状況のほうをお教えいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 136 ◯議長(竹田光良君) 山上総務部長。 137 ◯総務部長兼行革・財産活用室長山上公也君) ICTBCPの策定状況というところでございます。  災害等が発生した場合、市民生活への影響を最小限度にとどめるため、通常業務を中断させることなく、できるだけ早期に開始、再開させる必要があるというふうに認識いたしております。  本市のBCP(業務継続計画)におきましては、発災時に優先的に実施しなければならない業務を、時間ごとに絞り込む必要があることから、非常時優先業務を選定しておりますが、業務システムの再開等に係る業務につきましては、発災時から3日以内に業務を開始することが目標とされております。  緊急時におきまして、ICT資源の早期の機能回復、業務システムの再開等を目指すためにも、とりわけその初期対応が重要でありまして、その観点からもICTBCPを策定する必要があるというふうに認識しているところでございます。  今後は、ICTの利活用を即時に行えるよう、災害対策関係課と連携いたしまして、庁舎が被害を受けた場合を想定した代替拠点での復旧やシステム機器設置場所の状況の把握、非常用電源の最低限の確保、また情報管理担当職員が混乱することなく、全庁に正しい情報を発信できる体制の構築など、必要な項目を総合的に勘案いたしまして、ICTBCPの策定に取り組んでいくというふうに考えております。  現在の進捗状況につきましては、申しわけないんですけれども、まだなかなか進んでいないところで、現在の状況は、他市の先進事例の情報を収集して研究しているというところでございます。  以上でございます。 138 ◯議長(竹田光良君) 金子議員。 139 ◯3番(金子健太郎君) ありがとうございます。昨年の21号でも庁内の電気がとまって、現在システムとかICTBCPというと仰々しく聞こえるんですけれども、一般の企業では、当然パソコンというんですか、このIT機器がなければ通常業務ができないような、そういう状況になっております。  この通常業務を継続するには、当然その継続できるようなICT環境の維持というんですか、その継続計画(ICTBCP)、これが重要であるとかというニュアンスよりも、さらに上で、必ず必要なものだと思います。思うというか、部長も前回の御答弁で、実際この泉南市行政自身が去年被災して、そしてその復旧に皆さん必死で尽力されて、最小限必要な業務を継続させたということで、身をもって知られたと思います。  そんな中から出てきたこの必要性、重要性を語っていただいて、つくらなければいけないということだったので、私が再三言うことではないんですが、ただ、災害というのは待ったなしで、去年のような風台風の場合ですと、ことしまた同程度の被害はないですが、去年の時期でいいますと、9月、10月の話です。  これからこの1カ月、2カ月で同じような被災状況が再現される可能性があると思いますので、なかなかことしのそれに対応させてというのは、100%完全にはできないとは思うんですが、極力スピード感を持って策定のほうをしていただければと思うんですが、もし大ざっぱなスケジュール感程度のことがおありでしたら、それをお示ししていただければありがたいと思うんですが、よろしくお願いします。 140 ◯議長(竹田光良君) 山上総務部長。 141 ◯総務部長兼行革・財産活用室長山上公也君) スケジュール感というところでございます。  今まだ現時点で具体的なスケジュールは立てておりませんが、昨年度の経験をもとに、今年度中には基本的な、万が一また同様な事態が起こった場合、直ちに基幹システムの最低限度動けるような体制をつくれるような計画は、今年度中につくりたいというふうに考えております。  以上でございます。 142 ◯議長(竹田光良君) 金子議員。 143 ◯3番(金子健太郎君) 御答弁ありがとうございます。実際に去年被災してそこから業務を回復させたという経験があるので、こういう言い方はよくないかもしれないんですが、ICTBCPという計画とかドキュメントがなくても、多分現実には去年の実経験から回復されるんやと思います。  さらに、もしことしの話でいうんでしたら、短い時間でその御経験を生かして、よりよいものにしていただければなと思いますので、極力このICTBCP、他の自治体でも国からの指導も強くなっているということもあって、他の自治体でも制定しているところは大分ふえてきていますので、本市もその非常時の備えとして、早目の完備というのをお願い申し上げます。  それでは次、少しそこから細かい話になるんですが、本庁で使用している業務システムの中で、いわゆるオンプレミスという、ある意味ちょっと業界用語みたいなので、それは何やという話なんですが、この泉南市のこの役所の庁内の中で、独自でサーバーというんですか、そういうサーバー機器を持って運用している、そういうICT機器をオンプレミスと呼ぶんです。  反対に、泉南市の基幹業務のシステムとしてTKCのシステムを使っているんですが、それはクラウド方式といいまして、皆さんもよく御存じやと思いますが、それは庁内にデータがあるんじゃなくて、TKCのサーバーが外部に、実は栃木にあるんですが、そちらのほうにデータを保存するという形になるんですが、このオンプレミスの場合は庁内でデータを持っています。  そういう前提にあるんですが、このオンプレミスのシステムに関して、データの保全に関してはどのように担保というんですか、どのように対処されているのか、それか現状の運用状況のほうをお聞かせいただければと思います。よろしくお願いします。 144 ◯議長(竹田光良君) 山上総務部長。 145 ◯総務部長兼行革・財産活用室長山上公也君) データの保全状況について御答弁させていただきます。  本市の主たる基本系システムにつきましては、クラウドを導入しておりまして、データのバックアップに関しては、庁内のシステムに、その機能を有しまして、ベンダー側のデータセンターにおけるコンピューターにもデータが保管されていると。そのバックアップデータから早期にデータの復旧ができるという体制が整備されているところでございます。  さらに、非常用のバックアップ発電機によりまして、連続運転が72時間可能であるなど、万一に備えた対策が講じられているところでございます。  議員言われた、一部の基幹系システムや、庁内LAN等システムについても、本庁のOAルームにサーバーを置いて、サーバー類はハードディスク等によってデータのバックアップをとっているなど、それぞれの各システムにおきまして方法は異なりますけれども、一定バックアップは実施しておるところでございます。  御指摘のように、災害によってバックアップデータも消失する可能性も考慮しなければならないというところは事実でございます。  庁内を初め、同一場所にバックアップデータも保管しているシステムが多く、災害等で本庁が壊滅状態になった場合、全データが消失する可能性がある状況でございます。  このデータ消失を防ぐために一番よいのは、全てのシステムをクラウド化するのが一番安全性が高まるところではございますが、システムごとにクラウドに移すことが、導入が可能であるかどうかという点もございます。  また、外部にデータを保管するというところも考えられますが、逆に、情報の流出、漏えいというリスクが同時に発生するところでございます。  今後におきましては、データの重要性を勘案いたしまして、機密性、安全性及び可用性に留意しながら、遠隔地におけるデータのバックアップが可能な低コストのシステムがないかどうか、その辺の調査も進めて、安全なデータの管理に努めたいというふうに考えております。  以上でございます。 146 ◯議長(竹田光良君) 金子議員。 147 ◯3番(金子健太郎君) 御答弁ありがとうございます。お話を聞いていますと、平たく言うと、本庁において、このいわゆる庁内で運用しているサーバーのデータ、当然バックアップは取っているけれども、庁内の金庫なり重要物を保管するところに、データのバックアップの媒体を置いていると。  だから、いわゆるこの庁舎が何か爆撃にでも遭うような、壊滅するような事態になるとデータは永久に消失してしまうと、そういう状況なので、本来でしたら、先ほど部長もおっしゃっていたように、クラウドなりで、このデータを違う空間で保存するというのは重要やと思うんですが、他の市町村でも、同じように庁内で保管していて、同じような運用をしているというところが、別に泉南市に限らず、結構多くの自治体で共通の課題で持っているという状況みたいです。  いろいろ先ほどおっしゃっていたコストの面とかセキュリティーというんですかね、漏えいの問題とか可用性の問題があると思いますので、すぐには答えが出ない問題だとは思うんですが、そちらはデータ自体の消失の危険がない、データの継続性というんですか、そういう観点からぜひとも御検討のほうは続けていただきたいなというふうに思います。よろしくお願いいたします。  今回ちょっとシステム系に関して多く質問させていただいたんですが、私が1つ感じたのは、やはりちょっと全庁的にそのシステムというのを、企画じゃないんですけれども、取りまとめるような部署があって、そこの部員が各部局に対してこういう先進技術、こういう使い方をしたらこういうふうに業務のほうが改善するよとか便利になるよ、行政サービスの質が上がるとか、そういうのを差配できるような、そういう部署、担当が必要かなと思います。  今、お話を聞いていますと、教育部のほうも新しくサーバーが稼働しているということですが、総務のほうと深くアサインするというよりも、ちょっと独立した形の調達というふうにお聞きしていますので、それは一昔前の企業でいいますと、シャドーITといって、各部門が独自で調達してしまって、本部情報システム部門が把握しない、言うたら無駄がいっぱいできるような状況というのが、一昔前、民間では問題になりました。そういう状況になっていると思いますので、ぜひとも行政のほうの御検討をよろしくお願い申し上げまして、私の質問とさせていただきます。ありがとうございました。 148 ◯議長(竹田光良君) 以上で金子議員の質問を終結いたします。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  なお、次回本会議は、来る9月9日午前10時から継続開議いたしますので、よろしくお願い申し上げます。  本日はこれをもちまして散会といたします。御苦労さまでございました。       午後2時30分 散会                    (了) 署 名 議 員  大阪府泉南市議会議長   竹 田 光 良  大阪府泉南市議会議員   南   良 徳  大阪府泉南市議会議員   山 本 優 真 © Sennan City, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...